勝利を支配するもの
佐藤 純朗
日本代表ヘッドコーチであった平尾氏のドキュメンタリータッチな内容になっている。現在の日本のメジャーではない競技に関わる指導者にとっては一見の価値がある本だと感じた。
世界との差、協会との連携、日本の特性、ルール変更への対応、あらゆる場面で潤滑油的な存在であるスタッフの存在、個々のプレイヤーに対する長所を活かした起用、どれをとっても当時は画期的でなおかつ日本が世界に対等に戦うための手段だったと思われる。
また本文にある「楽しむ」ことと「楽をする」ことの違いは私が以前から現場で使っていた表現でもあり、改めてこのことをわかって指導ができるかという戒めとなった。
まだ目を通していない指導者は一度読んでみてほしい。
(河田 大輔)
出版元:講談社
(掲載日:2012-10-29)
タグ:ラグビー
カテゴリ スポーツライティング
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勝利を支配するもの
佐藤 純朗 平尾 誠二
非凡な才能とカリスマ性で、史上最年少監督に就任した平尾誠二氏とジャパン(ラグビー日本代表)の2年半を追った本である。W杯では、予選リーグ全敗で決勝リーグには進出できなかったものの、その足跡は日本のスポーツ界に大きな財産を残した。続投の“Mr.ジャパン”にさらなる強化を期待したい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2000-01-10)
タグ:ラグビー
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