格闘技「奥義」の科学
吉福 康郎
私は今、ボクサーのトレーニング指導をさせてもらっています。「いかに効率よく相手にダメージを与えられるか?」ボクシングという複雑な競技特性を踏まえ、身体づくりを行っています。
「思いっきり殴ればいいやん!」以前、言われたことがあります。相手が止まっていて、反撃してこないのであれば可能でしょう。しかし、現実は相手も攻撃をしてきますし、こちからの攻撃に対して防御をしてきます。当然こちらも相手の攻撃に対し、防御をしないといけません。まさに攻防一体です。
本書はボクシングだけでなく、格闘技の要素、殴る、蹴る、投げる、受けなど幅広い要素を科学的な目でみた内容が書かれています。派手なデモンストレーションの裏ワザ的なことも…。バイオメカニクスの部分と合わせて書かれていますので、より効率的な動きづくりを考えていく上で内容の濃い一冊になっています。
(大洞 裕和)
出版元:講談社
(掲載日:2014-03-18)
タグ:格闘技 バイオメカニクス
カテゴリ 運動実践
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