武道の心で日常を生きる
宇城 憲治
沖縄古伝空手心道流実践塾・身体脳開発メソッド実践スクール「UK実践塾」を主宰し、由村電器常務取締役、東軽電工代表取締役、加賀コンポーネント代表取締役等を歴任し最先端の技術開発に携わった経験を持つ宇城氏が、自身の経験から日常に生きる武道の心を説いている。
一貫していることは「頭で考えるのではなく身体で覚える」ということ。宇城氏はそれを「身体脳」と表し、随所に武道でのからだの使い方を紹介、ちょっとした違いが与える変化について解説している。また、「知識では器は大きくなりません。偉そうにする人は器が小さい。小さい人ほど器を大きく見せようとします」と言い、自己主張だけでなく哲学を自分の中に持つこと、文化を通して哲学を学ぶことの重要性を指摘する。 本書は、日本の文化である武道をわかりやすく、かつ今に活かせる形で示している。日々の生活を振り返る意味でも、ぜひ読んでほしい本である。
2005年4月20日刊
(長谷川 智憲)
出版元:サンマーク出版
(掲載日:2012-10-10)
タグ:武道
カテゴリ 身体
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