加圧トレーニングの理論と実践
佐藤 義昭 石井 直方 中島 敏明 安部 孝
本書は加圧トレーニングの発明者でも知られる佐藤義昭・株式会社サトウスポーツプラザ代表取締役社長や、石井直方・東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系教授、中島敏明・同大学院医学系研究科加圧トレーニング・客員准教授、安部孝・同大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻・客員教授が現場から得た成果と、その本質をまとめた一冊。
内容の展開は加圧トレーニングをこれから学ぶ方、導入を検討するためにその概要を知りたいという方たちに、理論的背景とその効果についてわかりやすくまとめられている。また素人でも簡単にできる完全自動制御の空圧式トレーニング機の活用法なども紹介している。これは株式会社サトウスポーツプラザとJAMMS(有人宇宙システム株式会社)との共同研究で実現されたもので、宇宙飛行士が加圧トレーニングを行うにあたり、指導者が宇宙にまで帯同することはできないので、状況に応じた適正圧を自動制御できるトレーニング機になっているそうだ。
現在加圧トレーニングは発展途上の段階で、基礎研究と応用研究は日々続けられ、医療各領域、健康づくりや介護予防、さらには宇宙開発分野までとその研究範囲も広い。今後もメカニズムがより深く解明されていくにつれ、その対象範囲も大きくなっていきそうだ。
2007年5月15日刊
(三橋 智広)
出版元:講談社
(掲載日:2012-10-12)
タグ:加圧トレーニング
カテゴリ トレーニング
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トレーニング科学 最新エビデンス
安部 孝
本書は昨年11月に開催された日本トレーニング科学会の記念・教育講演での発表「トレーニング科学はどこまで解明したのか」の内容をまとめたものである。
執筆者は安部氏をはじめ、大河原一憲、岡本敦、荻田太、小倉裕司、金久博昭、川上泰雄、佐藤義昭、田中茂穂、田中孝夫、内藤久士、永井成美、沼田健之、深代千之、藤田聡、政二慶、宮武伸行、森谷敏夫の各氏と、そうそうたる顔ぶれである。
内容は第1章『健康・体力づくりのトレーニング』、第2章『競技力向上のトレーニング』、第3章『肥満の予防・改善とトレーニング』、第4章『未来のトレーニング』と分けられ、未来のトレーニングでは加圧トレーニングを中心とした、短期集中型加圧トレーニングの効果について触れられている。
全体的に図やデータ表を用いているので、非常にわかりやすい内容になっている。
また各執筆者ごとに参考文献も並べられており、これからスポーツ科学を勉強しようという人にも、さらには先行研究の検討にも本書は役立ちそうだ。トレーニング科学はどこまで解明したか、是非一読願いたい。
2008年4月30日
(三橋 智広)
出版元:講談社
(掲載日:2012-10-12)
タグ:トレーニング 加圧トレーニング トレーニング科学
カテゴリ スポーツ医科学
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トレーニング科学最新エビデンス
安部 孝
本書は日本トレーニング科学会第20回記念大会で行われた、「トレーニング科学はどこまで解明したのか」という企画の内容をまとめたものである。
さまざまな種類の報告が掲載されているが、やはり「競技力向上のトレーニング」の章が気になる。
長年の経験や勘に頼ったトレーニングではなく、根拠に基づいたトレーニングを行うことで競技者の能力を十分に引き出すことができるのではないだろうか。それがコーチの仕事である。
(澤野 博)
出版元:講談社サイエンティフィク
(掲載日:2012-10-13)
タグ:トレーニング科学
カテゴリ トレーニング
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これからの健康とスポーツの科学
安部 孝 琉子 友男
健康科学、スポーツ科学に関して、幅広く16章にわたってまとめたもの。いずれも身近なことを題材としながら、エビデンスが簡潔に示され、まんべんなく基本的な知識や考え方を身につけることができる。
健康に暮らしていくためにはどのようすればよいかという視点から、運動習慣や肥満、骨の強度、ストレスとの関連などを紹介。また、スポーツについては、パワー発揮、持久力、スタミナ、スキル、栄養、暑熱環境や高地トレーニングなどについて広く取り上げられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2010-07-10)
タグ:健康科学 スポーツ科学
カテゴリ スポーツ医科学
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サルコペニアを知る・測る・学ぶ・克服する
安部 孝 真田 樹義 尾崎 隼朗
サルコペニアとは、「加齢に伴って無意識のうちに起こる筋量の減少」だという。同様に筋力・筋パワーの低下はディナペニアと呼ばれる。それらの予防と改善のために、詳しい定義やメカニズムの理解を促し、測定と対策の実践を図る。
運動習慣が定着していないことによる活動量の低下は、生活習慣病や転倒の危険性も高める。高齢化が進む社会において、トレーニング指導者が目を向けるべき領域と言えよう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ナップ
(掲載日:2013-07-10)
タグ:サルコペニア 筋
カテゴリ スポーツ医科学
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これからの健康とスポーツの科学 第4版
安部 孝 琉子 友男
「これからの」と冠した本書は、2000年の初版発行から5年ごとに改訂を重ね、第4版を数える。資料の更新はもちろん項目の追加もあり、現代社会においてどう健康を保つか、取り戻すかという意図が感じられる。
生活スタイルを見直し、運動を習慣づけるのが基本だが、運動の的確な方法・量の見極めは簡単ではない。また、安全に行うことができる必要がある。よってその2点に多くページが割かれている。子どもから高齢者まで、正しい科学の知識に基づいたスポーツとともに生きるためのバイブルと言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2015-06-10)
タグ:健康 スポーツ科学
カテゴリ スポーツ医科学
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これからの健康とスポーツの科学
安部 孝 琉子 友男
あなたは健康ですか? 日本の平均寿命が伸びる中、健康寿命についても謳われるようになってきました。男性で71.19歳、女性で74.21歳、平均寿命と比べ約10年から15年何らかの介護が必要となる計算になります。
健康的な生活を送るためには日頃の生活をいかに過ごすか。日々進化する医療、科学の分野から、日々の生活、運動のポイントがわかりやすく書かれています。
教科書的要素が多い書籍ではありますが、一般の方でもわかりやすく読みやすい内容になっています。
(大洞 裕和)
出版元:講談社
(掲載日:2016-06-08)
タグ:スポーツ科学 健康
カテゴリ スポーツ科学
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これからの健康とスポーツの科学
安部 孝 琉子 友男
「身体機能はどこまで改善できるか?」「どのような運動をすると骨が強くなるか?」「スポーツのうまい、へたって何が違うの?」など、それぞれの章タイトルに工夫が施されている。高齢化・長寿国と呼ばれて久しい日本人の多くが生活習慣病の危険にさらされている現状を、スポーツとの関連でみていく。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2000-06-10)
タグ:健康
カテゴリ スポーツ医科学
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