心身のびのび操体術
新井 節男 ふくい かなめ
フィットネスや体力づくりの本はイラストや写真などで運動が示されていることが多いが、それに文章がつき、必ずしもわかりやすいとはいえない。動きのあるものは、本よりビデオのほうが向いているのは確かなのだが、細かい点がイマイチ不明だったりする。動きを教えるというのは難しいものだ。
健康のため普段行う運動は、さほど動きが複雑でないので、どちらかというと、楽しいイラストで「やってみようかな」と思わせるものがいい。『心身のびのび操体術』(新井節男編著、六甲出版)は、「現代人のためのコンディショニング8章」という副題が付されているが、1頁にイラスト1点、文章が1〜2行という構成で楽しくわかりやすい。執筆は「健康操体術研究会」のメンバーである。
1. からだに良いことABC、2. 呼吸術、3. 操体術、4. 移動術、5. 跳躍術、6. 協力術、7. 浴中術、8. 遊泳術の8章から成る。術という呼び方をしているが、小難しいものではない。編著者は、本誌の投稿欄で何度か登場されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:六甲出版
(掲載日:1986-07-10)
タグ:操体
カテゴリ 運動実践
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