京大の筋肉
森谷 敏夫
研究で忙しいのにどうやってトレーニングを、と思いきや、筋肉を鍛えることは脳のトレーニングでもあると森谷氏は言う。本書の内容としては、高齢者に必要な運動や正しいダイエット、生活習慣についてが中心。豊富なデータをもとにわかりやすく解説が進み、講演や学生向けの講義に出席したような感覚を味わえる。最終章では季節に合わせたエクササイズも紹介している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ディジタルアーカイブズ
(掲載日:2016-04-10)
タグ:トレーニング 筋肉
カテゴリ スポーツ医科学
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できることから始める運動プログラム ウイダーフィットネスバイブル
森谷 敏夫 有賀 雅史
「正しいトレーニングでシェイプアップされた身体」「バランスのとれた賢い食生活」「ストレスのないリラックスした心」をテーマにトータルフィットネスを掲げるウイダーが、フィットネス指導のプログラムデザインを行うときに役立てられるようにと整理した。綴じ方に工夫が施されており、扱いが便利。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:森永製菓株式会社健康事業部
(掲載日:2000-09-10)
タグ:トレーニングプログラム
カテゴリ トレーニング
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定年筋トレ
森谷 敏夫 吉田 直人
私自身これを書いている時点で61歳になります。同級生の多くは会社を定年し、新たな人生を歩んでいます。以前から気になっているのは同年代が集まると身体の話題、とくに病気の話が増えてきました。私はそういうのに反発していたのですが、ここ数年体調がすぐれないこともあり、反発どころか率先して病気の話をしてしまいがちです。まだまだそんなに衰えてはいないと思いつつも、健康不安がよぎることもしばしば。それが60代のジレンマなのかもしれません。
本書は「衰えに抗う」というのがテーマになっています。「アンチエイジング」といえば格好よく聞こえるのですが、現実は極めて切実です。「若返る」というポジティブな感覚ではなく、現実にある「不安を打ち消したい」という感覚の方がピッタリのような気がします。
本書の解説は私らの年代にとって「あるある」ばかり。そのせいか、乾いた土に水が染み込むように書かれた内容が入ってきました。そしてどうすれば不安が解消できるのかについて明確な答えがありました。運動を始める前から高揚感がわいてくるようです。
しかし実際に何をどうすればいいのか、現実問題としてそこがもっとも高いハードルなのかもしれません。この年になって学生時代のクラブ活動のような運動をするわけにもいきません。具体的な方法論もそれぞれの人に可能な選択肢が用意されていました。ジムに通ってのトレーニングもあれば自宅で一人でやれる運動もあります。そこからさらに踏み込んだところまで解説されているのはありがたいことです。
さらにトレーニングに付随する話題も豊富。活性酸素・糖尿病・食生活などの問題点にも持論を展開されています。もちろん世の中には様々な意見もありますので、何が正解なのかは判断しかねますが、少なくとも筋トレをめぐる問題点を知るという意味では意義があると思います。
実際にその年代になって経験してみないとわからないセンシティブな部分まで丁寧に書かれているのは、同じ目線を意識されているからだと思います。
(辻田 浩志)
出版元:ワニブックス
(掲載日:2022-09-21)
タグ:高齢 トレーニング
カテゴリ トレーニング
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