最後の一年
毎日新聞運動部
新型コロナウイルス感染症が広がりをみせた2020年に、競技生活の集大成である最終学年を迎えた小学生から大学生の選手や、その周囲の人々に焦点を当てて取材し、毎日新聞のニュースサイトや紙面に連載された記事をまとめた一冊。
緊急事態宣言が発令された2020年4月から、卒業するまでを季節ごとに区切って、50数名の最後の一年が描かれています。
部活動であったりスポーツ少年団であったり、それぞれ目標も目的も違います。チームの中でも、家族の仕事や家庭環境などに左右される選手もいます。
大会中止・延期・活動自粛の中、ZOOMなどのオンラインでのコミュニケーションなど、手探りで活動方法を探していく選手や指導者。一人ひとり状況が違い、正解のない中でどのように切り抜けていったのか、それぞれのストーリーがありました。
2022年現在でもまだコロナ禍からは抜けていません。学生スポーツならではの「期限があるスポーツ活動期間」をどうしているのか、どうしたらいいのか、その姿を知るためにまずはたくさんの例を知り、その中にヒントを見出したいと感じました。
(山口 玲奈)
出版元:毎日新聞出版
(掲載日:2022-03-03)
タグ:少年団 部活動 新型コロナウイルス
カテゴリ 人生
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