非特異的腰痛の運動療法 病態をフローチャートで鑑別できる
荒木 秀明
腰痛の中で多くを占める非特異的腰痛は、運動療法を中心とする保存療法が優先される。その運動療法について、テスト法などによる分類、筋肉・組織に分け発症期別の運動療法が紹介されています。エビデンスに基づいた内容となっており、実際の運動の仕方については添付のQRを読み込み動画で確認することもできます。
今までの治療にプラスアルファが欲しい治療家、とくに柔道整復師や鍼灸あマ指師には知っておいてもらいたい内容だと思われますので、腰痛を扱う治療家の皆さんにおすすめです。問診が質問形式で紹介されていたり、フローチャートによる鑑別もあるので、自身で考えることが苦手な人もパターンを覚えるためにおすすめできます。
今まで行ってきたことや知識の再確認、足りない知識の補完、さらに運動療法を取り入れることによってより幅広く効果的に非特異的腰痛に対峙することができるようになると感じました。文字や写真だけではなく動画でも同時に学ぶことによって知識がより深まるのではないでしょうか。
(山口 玲奈)
出版元:医学書院
(掲載日:2024-01-10)
タグ:腰痛 運動療法
カテゴリ 医学
CiNii Booksで検索:非特異的腰痛の運動療法 病態をフローチャートで鑑別できる
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:非特異的腰痛の運動療法 病態をフローチャートで鑑別できる
e-hon