骨格筋ハンドブック
Chris Jarmey 野村 嶬 藤川 孝満
人のからだの障害に対して、骨格筋の知識は必要不可欠である。本書はスポーツやエクササイズを行う重要な役割を果たす主要な骨格筋について役に立つ情報を見開きで紹介していく携帯書である。副題は『機能解剖からエクササイズまで一目でわかる』で、訳者は野村嶬・京都大学大学院教授や、藤川孝満・藍野大学教授。
内容は整形外科医や、PT、OT、柔道整復師、トレーナーを目指す人たちのために人体の運動器系の学習や、骨格筋の内容を整理しており、全カラーページの絵で身体の各部位を説明し、各部位のセルフストレッチも紹介している。より現場で活かされる内容である。
見開きページ単位で構成されているが、左頁には個々の骨格筋の全体像とその付着(起始と停止)を図解し、右頁には筋の名称の由来、起始、停止、支配神経、作用、主要な機能運動や問題点を記述。訳者も「本書は入職して日の浅い臨床家には確認のハンドブックとして、ベテランの臨床家には患者への説明の際の資料として臨床の現場で役立つことを願っている」と述べている。
手元にあれば安心の一冊。是非現場で活用していただきたい。
Chris Jarmey著、野村嶬、藤川孝満訳
2007年11月15日刊
(三橋 智広)
出版元:南江堂
(掲載日:2012-10-12)
タグ:筋 解剖 機能解剖
カテゴリ スポーツ医学
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オーチスのキネシオロジ- 身体運動の力学と病態力学
キャロル・A.オ-チス 山崎 敦 佐藤 俊輔 白星 伸一 藤川 孝満
これから身体の構造と動きについて学び始める人にも、すでに治療家として第一線で活躍している人にも必携の書と言える原著第2版が完全翻訳された。
厚さ約5cmと辞書のようなボリュームの本書は全5部からなり、まず運動学のベースとなるバイオメカニクスについて触れた後、上肢、頭部と脊柱、下肢の機能を豊富な写真・図版を用いて解説している。これらの記述はもちろん、確かなエビデンスに基づく。また、コラムとして挟まれる臨床との関連についての記述は、治療家1人では難しい臨床例の蓄積の一助となるだろう。第5部では、さまざまな動作に影響する姿勢と歩行についても言及されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-07-10)
タグ:キネシオロジー 機能解剖学 解剖学
カテゴリ スポーツ医科学
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