らいなー チームと親子で読む幸福野球
井上 光成 スポーツGEAR
「説明」「実例」「コーチへ」「スポーツ心理入門」という形式で、26項目が並ぶ。野球を楽しくプレーするために役立つ心構えや具体的な動き方などがわかりやすく書かれている。これらのアドバイスは、スポーツ心理学会などで発表されたものをベースに、より噛み砕いた言葉で伝わるように工夫されているが、非常に短くまとまっていて、読みやすい。
各章のタイトルを紹介すると、「楽しく野球をやりたい」に始まり、「死ぬほど走れ」「長嶋語のすすめ」など、ユニークな考え方を紹介。そして「軸を感じる」「軸の修正」「フォームを習うと体をこわす」など、動作習得についても紹介し、「割算野球」「戦略通りにならない」など、戦術・戦略面へのアドバイスもある。締めくくるのは「生きること」。このように、内容は多岐にわたっているが、いずれもサブタイトルにあるように「幸福野球」を実現していくためのものである。随所に見られる、柔らかなタッチのイラストにはユーモアが盛り込まれ、理解を助けるものとなっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:せいうん
(掲載日:2008-05-10)
タグ:スポーツ心理学 野球
カテゴリ スポーツ医科学
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