医師が実践する保存療法SPAT
鹿島田 忠史
誠快醫院院長、鹿島田医師が開発した短時間骨盤矯正法SPATをまとめた本。SPATは橋本敬三医師(1897~1993)の筋骨格系のバランス回復法を中心とした健康法・医療哲学「操体法」を近代西洋医学、東洋医学、代替療法などの区分をせずに治療に取り入れ発展させたものである(詳しくは月刊スポーツメディスン72号を参照)。
本書は、第1章「SPATとは」に始まり、第2章「SPATの実際」、第3章「SPATの適応」、第4章「SPATを取り入れた治療の実際」、第5章「セルフSPAT―患者が自分でできる骨盤自己矯正法」と続き、第6章「健康のキーワード『息・食・動・想+環』」で締めくくられる。SPATを構成する「動診」「SPATバランス法」「SPAT骨盤矯正法」を中心に解説している。
鹿島田医師は『感覚』が最先端のセンサーであると捉えているが、常にからだの感覚を大事にし、その感覚に基づいた行動をする必要があると言えるだろう。本書はDVDも付いている。さまざまな治療に先立ってSPATを実践し、その後の治療を受け入れやすい準備をしてみてはいかがだろうか。
2005年6月28日刊
(長谷川 智憲)
出版元:ダイナゲイト
(掲載日:2012-10-10)
タグ:SPAT
カテゴリ その他
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