トップアスリートの勝つコトバ
根本 真吾
ここで言われる「勝つコトバ」とは、勝負の場面に「勝つコトバ」ではなく、夢を背負い、その達成までの過程で生まれた自分に「勝つコトバ」である。
トップを経験したアスリートや指導者たちのコトバには共通点がある。皆、ポジティブだ。今何をするべきか、できることに目を向ける。悩んでも苦しんでも、それが楽しいとさえ思う。困難から逃げずに、考え方をプラスに変える。そんなポジティブなコトバを浴びていると、悩みや苦しみが小さかったものだと気づかされる。与えられている選択肢は1つ、やるしかない。前を向けば導かれる道があり、歩むべき方向が見えてくる。
ではなぜ、こんなに前向きになれるのか?その理由が著者の経験談とともに本書の中に書かれている。夢が生まれてから達成するまでの法則がわかる気がする。
(佐々木 愛)
出版元:秀和システム
(掲載日:2012-10-13)
タグ:アスリート 言葉
カテゴリ 人生
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トップアスリートの勝つコトバ 強運を引き寄せるスポーツ名言集
根本 真吾
イチロー、浅田真央など、国内外のトップアスリートの語った言葉を集め、解説を加えたもの。紹介される言葉は確信に満ち、前向きな姿勢を表すものになっている。解説では、「勝つコトバ」が生まれた背景が描写され、場合によって著者自身の実体験と重ねて述べられている。著者が、その言葉に触発されて自らと対話している過程である。これによって、アスリートの言葉に重みが増している。これは読み手を問わない。つまり、読み手の置かれた状況によって、言葉から読み取ることのできる意味が変わってくるのだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:秀和システム
(掲載日:2008-06-10)
タグ:アスリートの言葉
カテゴリ 指導
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スポーツを仕事にするという選択
池上 達也
「なぜ、世の中に数ある職種の中でスポーツビジネスを選ぶのか?」
2019年にはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック、2025にはワールドマスターと、史上稀にみるスポーツイベントが立て続けにここ日本で開催されます。きっと数多くのスポーツファンがブラウン管にかじりつき、メディアでも連日連夜と結果について報道されるでしょう。そう思うと日本人は、スポーツが大好きです。そしてスポーツと縁が深いはずです。
まず中学校・高校では「部活」や「体育祭」を体験します。
また、日本の戦後の復興にはONコンビ(王・長嶋)に代表されるように野球で盛り上がり、力道山という最強のプロレスラー・若乃花、貴乃花にみる相撲人気といい、スポーツヒーローが出現しました。その後、サッカーワールドカップの出場やオリンピックでは金メダル獲得などに日本中が沸きます。きっと日本人のDNAはスポーツが大好きです。
しかしながら、スポーツビジネスの主役であるスポーツ選手には選手寿命があり、引退した後にはセカンドキャリア問題があります。よくある話はそのスポーツの指導者という職につける人もいますが、全てがそうはいかず一般の職に就きます。メインである選手の生活環境が不安定な状況で、選手ではない我々がスポーツビジネスで生計を立てるのは難しいと世間では言われます。ましては、スポーツは興業的な要素もあるのでなおさらです。
それでも、なぜスポーツに関わる仕事を行うのか? その意義をしっかり持つことをこの書籍では考えさせられます。
著者は、スポーツビジネス職への斡旋を主にされていますが、スポーツビジネスで働く理由をヒアリングして納得できるものでなければ転職しないほうがよいと論じています。
それゆえ、冒頭の質問に戻りますが、なぜスポーツビジネスに携わりたいのか? スポービジネスに携わり達成したいその目的がリアルであればあるほど、その目的に対してさまざまな手段を選ぶことができます。
それが、自分の夢なのか、好きなことでメシを食べたいのか、それともスポーツへの恩返しなのか、などここではたくさんの目的があると思います。そのきっかけを考えるには十分の書籍であり、スポーツビジネスに関わりたい方はぜひ目を通して欲しいです。
さあ、あなたはなぜスポーツビジネスで働きたいですか?
(中地 圭太)
出版元:秀和システム
(掲載日:2019-01-04)
タグ:スポーツビジネス
カテゴリ 人生
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Dr. Fの格闘技医学
二重作 拓也
自らも空手や柔道を経験し、多くの格闘技選手をみてきた著者が、格闘技ならではの運動学、KOの仕組みを医学的側面から解説した。さらに選手生命を守るべく、格闘技選手に多いケガや慢性障害を取り上げ、予防についてもまとめた。「格闘技」は人を倒すもの、「医学」は人を治すものという正反対のイメージがあるが、どちらも人を知り人を強くするためのものだと著書は言う。それがケガで阻まれないように、またケガこそが強さの証明という風潮を覆すべく、取り組みは続く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:秀和システム
(掲載日:2017-01-10)
タグ:格闘技
カテゴリ スポーツ医学
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