Swimming Drills for Every Stroke
Ruben J. Guzman
著者のRuben Guzman氏はレクリエーションレベルはじめ、高校、大学、競技などさまざまなレベルで18年以上のスイミング指導をされている。
本書は9つのchapterからなり、全部で91のドリルが記載されている。
1 息つぎと蹴り方
2 手で水をかぐ動作
3 背泳ぎ
4 自由形
5 平泳ぎ
6 バタフライ
7 自由形と背泳ぎのときのターン
8 その他の泳法のときのターン
9 スタート
見開きの左のページはそのドリルをする目的、ドリルの方法、フォーカスポイント、ワンポイントアドバイスが細かく記載されている。一方、右のページは手書きのイラストで動きをイメージしやすくなっている。
スイマーのために書かれているが、プールの中のドリルだけではなく、プールサイドや陸上でのドリルが記載されているため、アスレティックリハビリテーションやアクティブレストでも活用ができる。
著者はUCLAのバスケットボールコーチのJohn Wooden氏のシステマティックなアプローチ方法に影響を受けていて、「コーチはわかりやすいカリキュラムをつくれることやさまざまな状況に応じて柔軟に対応できることが必要だ」と述べている。他競技のコーチから影響を受けていることもあり、ドリルだけではなく、コーチとしての資質に関しての記述もとても興味深い。
(編注:本書は英語で書かれています)
(大塚 健吾)
出版元:Human Kinetics
(掲載日:2012-10-16)
タグ:水泳
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:Swimming Drills for Every Stroke
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:Swimming Drills for Every Stroke
e-hon
DANCE Anatomy
Jacqui Greene Haas
著者のJacqui Greene Haas氏はピラティスインストラクターであり、アスレティックトレーナー。著書は9つの章から成り立っています。
1 ダンサーの動き
2 脊柱
3 肋骨と呼吸
4 コア
5 肩甲帯と腕
6 骨盤と股関節
7 脚部
8 足首と足部
9 ダンスのためのカラダ全体のトレーニング
1章は骨や関節の動き、骨格筋(主働筋、拮抗筋、共働筋、固定筋)の説明の他に動きの基本面(矢状面、前額面、水平面)やメンタル面、コンディショニングにおける原則(オーバーロードの原則、特異性の原則、ウォーミングアップ&クールダウンの重要性など)などが記載されていてトレーナーの方にとってはよい復習になりそうな内容になっています。 2章から9章に関しては、各章ごとの筋肉の名前や関節の動きの説明と一つのエクササイズに対して見開き1ページでじっくり説明がされています。
左側のページはエクササイズのイラスト(主働筋が色分けされている)で右側のページが実際にそのエクササイズはダンスのどの動きで使われるのかというのがイラストつきでの解説。そのほかに、エクササイズの注意点やエクササイズのバリエーションの説明がされています。
著者は前書きで以下の言葉を残している。「筋肉がつくりだす動きをわからないままで、あなたはどうやって効率的なコンビネーションをやるんですか?」「間違った筋肉の使い方を続けることは、オーバーユースによるケガの原因になりますよ」
この言葉を聴くと、著書が少し専門的で難しいと(ひょっとしたら)思っているダンサーは身が引き締まるのでないでしょうか。
そして、トレーナーの方は著者のこの力強い言葉に共感を覚えるのではないでしょうか?
(編注:本書は英語で書かれています)
(大塚 健吾)
出版元:Human Kinetics
(掲載日:2012-10-16)
タグ:医学 解剖 ダンス
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:DANCE Anatomy
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:DANCE Anatomy
e-hon
Swimming Drills for Every Stroke
Ruben J. Guzman
スイマーには、「強さ」と「洗練された技術」が要求されます。この2つがうまくコンビネーションを取れたときに、スイマーとして一歩上達できるのです。この本書では、シンプルかつ計画的に「洗練された技術」を学ぶことができます。
指導者にとっては、引き出しとして持つトレーニング法はそのまま指導力に直結します。本書では、よりよい技術をスイマーに与えるための91ものドリルを目的や方法と共にイラストで詳しく紹介しています。
著者はレクリエーションから競技までの幅広いレベルで18年間水泳指導されてきたRuben Guzman氏。彼はアメリカの全国大会やオリンピック選考大会に名を連ねるような選手も育ててきました。「泳げるようになりたいが、どうしたら良いか分からない」「水泳を教えたいが、何をどう指導するべきなのか」「もっと速く泳げるようになりたい」…こんな悩みを持った人には必読の一冊です!
(編注:本書は英語で書かれています)
(宮崎 喬平)
出版元:Human Kinetics
(掲載日:2012-10-16)
タグ:水泳
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:Swimming Drills for Every Stroke
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:Swimming Drills for Every Stroke
e-hon
Swimming Drills for Every Stroke
Ruben J. Guzman
スイマーには、「強さ」と「洗練された技術」が要求されます。この2つがうまくコンビネーションを取れたときに、スイマーとして一歩上達できるのです。この本書では、シンプルかつ計画的に「洗練された技術」を学ぶことができます。
指導者にとっては、引き出しとして持つトレーニング法はそのまま指導力に直結します。本書では、よりよい技術をスイマーに与えるための91ものドリルを目的や方法と共にイラストで詳しく紹介しています。
著者はレクリエーションから競技までの幅広いレベルで18年間水泳指導されてきたRuben Guzman氏。彼はアメリカの全国大会やオリンピック選考大会に名を連ねるような選手も育ててきました。「泳げるようになりたいが、どうしたらよいかわからない」「水泳を教えたいが、何をどう指導するべきなのか」「もっと速く泳げるようになりたい」…こんな悩みを持った人には必読の一冊です!
(編注:原著は英語で書かれています)
(宮崎 喬平)
出版元:Human Kinetics
(掲載日:2012-10-16)
タグ:水泳
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:Swimming Drills for Every Stroke
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:Swimming Drills for Every Stroke
e-hon
Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
National Strength and Conditioning Association G. Gregory Haff
1994年の初版以来、版を重ねてきたEssentials of Strength Training and Conditioning、4th edition(第4版)が出版された。本書は英語で書かれている。トレーニングプログラムを考案したり、指導するにあたって、必要となる科学的知識やテスト、トレーニング方法などについて体系的に学ぶことができる書籍である。現時点では第3版までは日本語の翻訳が出版されている。改訂にあたって、主な変更点は以下の通りである(Updates to Fourth Editionの項目を参考とした)。
・適切なエクササイズフォームによる21のレジスタンストレーニングエクササイズのデモンストレーションがオンラインビデオで用意され、授業や実際の使用に用いることができる(訳注:翻訳版においてオンラインビデオが利用できるかどうかは未定)。
・アップデートされた研究──高強度インターバルトレーニング(HIIT)、オーバートレーニング、アジリティと方向転換、栄養、ピリオダイゼーション──により、業界で広がったトレンドを理解するのに役立つ。
・新たに、指示や写真による、代替的な様式や非伝統的(nontraditional)な用具を用いたエクササイズのテクニックを示す章を設けた。
・10の追加的なテスト、最大筋力、パワー、有酸素性能力、柔軟性、レジスタンストレーニング、プライオメトリックエクササイズ、スピード&アジリティドリルは、専門職がプログラムをデザインし、現行のガイドラインを反映させるうえで手助けとなるだろう。
以下は各章の章タイトルを仮訳したものである。
1. 人体の構造と機能
2. レジスタンスエクササイズのバイオメカニクス
3. 運動とトレーニングの生体エネルギー論
4. レジスタンスエクササイズに対する内分泌応答
5. 無酸素的トレーニングプログラムに対する適応
6. 有酸素的持久的トレーニングプログラムに対する適応
7. レジスタンストレーニングに対する年齢差・性差と関連すること
8. 競技への準備とパフォーマンスにおける心理学
9. 健康における基本的な栄養的要因
10. パフォーマンスを最大化するための栄養戦略
11. パフォーマンスを向上させる物質と方法
12. テストの選択と実施の原則
13. 選択されたテストの実施やスコアづけ、解釈
14. ウォーミングアップと柔軟性トレーニング
15. フリーウェイトとマシーントレーニングのエクササイズテクニック
16. 代替的な様式および非伝統的な用具のトレーニングにおけるエクササイズテクニック
17. レジスタンストレーニングのプログラムデザイン
18. プライオメトリックトレーニングにおけるプログラムデザインとテクニック
19. スピードおよびアジリティトレーニングにおけるプログラムデザイン
20. 有酸素的持久的トレーニングにおけるプログラムデザイン
21. ピリオダイゼーション
22. リハビリテーションとリコンディショニング
23. 施設のデザイン、レイアウト、運営
24. 施設の方針、手順、法的問題
ページ数は約735ページ。ほぼ第3版の内容を踏襲し、ところどころ新しい記述が入っている。たとえば第4章までに関しては、高強度インターバルトレーニング(HIIT)の生理学的な分析や、成長ホルモンについて明らかになったことが盛り込まれていることが確認できた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:Human Kinetics
(掲載日:2016-04-01)
タグ:トレーニング
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
e-hon