ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
アナトミー・トレイン 徒手運動療法のための筋筋膜経線
トーマス・W. マイヤース 谷 佳織 板場 英行 石井 慎一郎
2009年の翻訳第1版、2008年の原著第2版の発行を経て、待望の翻訳第2版だ。全面新訳、オールカラー、DVD付とさらなるわかりやすさを目指したものとなった。トレインとは、列車のことである。1つずつの筋を解剖的に学んでいくと、関節において屈曲・伸展などどのような機能を発揮するかを知ることになる。
これを踏まえて本書は、直接つながっていない筋が筋膜を介したつながりを持っていることを示し、「バック・ファンクショナル・ライン」などのラインで身体の構造を改めてみていく。姿勢を読み解き、改善をもたらすための手がかりとなる可能性がある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
カテゴリ:身体
タグ:筋 筋膜
出版元:医学書院
掲載日:2013-01-10