ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
なぜテニスは練習しても上手くならないのか
児玉 光雄
練習しなくても上手くなる、わけではない。練習は必要だが戦略を持ち、取捨選択していくべきだと著者は言う。潜在能力の発揮をキーに、そのために必要な要素を技術面、メンタル面ともに細かく分け、その1つ1つのメカニズムと実戦方法を丁寧に解説していく。
ショット成功の可否を決めるのはインパクト(ラケットがボールに当たる瞬間)であり、自身の身体とスイングに合ったコントロールを身につけるにはどうしたらよいか。
また、ゲームでは相手にうまくインパクトさせない駆け引きについて、鹿屋体育大にてテニス指導とともに長くスポーツ心理学を研究してきた著者が導く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
カテゴリ:運動実践
タグ:テニス 上達
出版元:東邦出版
掲載日:2016-04-10