ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
日本体育大学の底力
手束 仁
近年は体育大学以外でもスポーツの強化に取り組んでいる大学が多い。その中で著者は、日本体育大学駅伝部の活躍に目を留めた。2012年の箱根駅伝では20校中19位だったのが、2013年には総合優勝。まさに「底力」と言える這い上がりぶりだった。
だが駅伝だけでなく、体操や野球、バレーボールなど日本の伝統競技においても、「やはり日体」というような力が感じられる。それはなぜかと、各部の指導者だけでなく大学の理事長や学長にもインタビューして迫った。
その結果、挨拶や絆といった精神的な要素も挙げられたが、「日体大生である」ということ自体が、それらを意識するきっかけになるようだ。何に取り組むにしても当たり前のことを積み重ねていくと底力になるのかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
カテゴリ:その他
タグ:大学 教育
出版元:日刊スポーツ出版社
掲載日:2014-03-10