ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
今いる仲間で「最強のチーム」をつくる 自ら成長する組織に変わる「チームシップ」の高め方
池本 克之
「チームシップ」とは、著者のつくった言葉。他のメンバーと協力し合うだけでなく、全員がチームのために成長するべく自ら動くのがポイントだという。本書はスポーツチームだけを対象にしたものではないが、応用できる部分が多くある。たとえば、タイトルにもある「今いる仲間で」という考え方は、常に才能溢れる選手が揃うとは限らない中で結果を出すのに欠かせない。といってもそれを理解して実行するのは簡単ではない。
そこでチームをつくっていく方法の1つとして「Teamship Discovery Camp」を詳しく紹介している。要は話し合いなので取り入れやすいが、「全員参加」「1回で終わらせない」などのポイントを読み進めていくと奥が深い。もちろん治療院やトレーナーチームといった組織でも活用できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
カテゴリ:指導
タグ:組織 チーム
出版元:日本実業出版社
掲載日:2014-10-10