ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
プロレスという生き方 平成のリングの主役たち
三田 佐代子
プロレスの歴史は長い。その中でも本書は平成のレスラーおよび関係者にスポットを当てる。著者が平成8年よりプロレスキャスターを務めることもあるが、間近で見てきた「今」のプロレスを伝えたいという想いが伝わってくる。メジャー団体にも触れつつインディー団体を取り上げ、女子プロレスや経営者、レフェリー、メディアにもスポットを当てる。スターレスラーもただ持て囃すのではなくいかにしてその立ち位置に上り詰めたか、といった切り口だ。それが「生き方」となるくらい情熱を注ぐ人が多く、その人たちがさまざまな形で支えることで「プロレス」が成り立っていると改めてわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
カテゴリ:人生
タグ:プロレス
出版元:中央公論新社
掲載日:2016-11-10