ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
アスレティックトレーナーが教える ケガに強くなる! 運動遊び
花輪 和志 大崎 恵介
著者は2014年に「アスとれ総合型クラブ」を設立。そこでの取り組みを中心に、子どもたちのための身体づくりをまとめた。まず1章で、基礎体力とは何か、特定のスポーツしかしていない場合の落とし穴など、スポーツ関係者にとっては当たり前かもしれないことを丁寧に説明。そして2章で現時点での姿勢、柔軟性、連動性のチェックを経て、3章で「運動遊び」を紹介していく。その名の通り子どもたちが楽しく行えるもので、使う道具も風船やタオルなど身近なものばかり。少人数から大人数まで応用可能だ。とくに積極的に取り組むスポーツ鬼ごっこでは、全国大会優勝も果たしているそうだが、それも始まりは「遊び」である。昔ながらの遊びの、新たな活用と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
カテゴリ:運動実践
タグ:鬼ごっこ 遊び 子ども
出版元:いかだ社
掲載日:2017-09-10