ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
運動も勉強もできる脳を育てる 「運脳神経」のつくり方
深代 千之
学生時代は運動が得意なほうでもなく、ボールの投げ方やバットの振り方、受身の取り方がよくわからなかった。“運動神経がない”という簡単なコトバで終わらせていた過去の自分。そのときに、この本に出会っていたら、どうなっていただろうと勝手に想像しワクワクしていた。
タイトルにある「運脳神経」とは著者がつくった造語である。普段の生活で行う動きやスポーツのときに行うダイナミックな動作など全ての動作は脳が司っている。また、運動神経は誰にでもあり、“運動神経がない”ということはない。しかしながら、過去の私のように誤った言葉の使い方や意味の捉え方をしている人がいる。「運脳神経」にはそういった運動神経という言葉が意味する誤解や誤った考えを避けたいという著者の願いがこめられている。
運脳神経をつくるルールやバランスチェック、実践方法が記載されている一冊。
(大塚 健吾)
カテゴリ:トレーニング
タグ:教育 トレーニング
出版元:ラウンドフラット
掲載日:2011-12-13