ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
心拍数の科学
山地 啓司
運動時に限らず、家事や事務作業、体育の授業などさまざまな日常生活の中で、心拍数を作業強度の指標としてとらえ、それらが変化する要因をデータと合わせて紹介している。
PWC150(150拍/分時になされる仕事量)などの指標の解説もあり、書物というより、事典に近い感覚の書籍である。
出版からすこし時間が経っているが、基礎生理学の部分はそれほど変化するものでもない。新しい考え方を取り入れる前に、土台をもう一度固めるために目を通してみてはいかがだろうか。
(澤野 博)
カテゴリ:運動生理学
タグ:心拍数
出版元:大修館書店
掲載日:2012-10-13