ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。
新・ストレッチングの実際
栗山 節郎 川島 敏生
一言でストレッチといっても、セルフストレッチやパートナーストレッチ、スタティックストレッチ、ダイナミックストレッチ、PNFストレッチなど様々な種類に分類される。
本書では、主に障害予防のためのセルフストレッチとパートナーストレッチ、そしてリハビリのPNFなどに代表されるファシリテーションストレッチについて書かれている。
スポーツ障害別に必要なストレッチ方法の紹介があり、またスポーツ競技別にもストレッチ方法が分類されているため、トレーナーやコーチにとっては、どのストレッチが何のために必要なのかがわかりやすくなっているのも特徴である。また、豊富な写真で解説があり、ストレッチされる部分は破線で表示され、より一層理解しやすくなっている。
解剖学、生理学からもストレッチを論じており、ストレッチについての総括的な1冊である。
(久保田 和稔)
カテゴリ:ストレッチング
タグ:ストレッチング
出版元:南江堂
掲載日:2013-04-11