トレーニングを学ぶ 体育授業における理論と実践
関口 脩 下嶽 進一郎
トレーニング理論だけでなく、実践的な内容も含まれた、今までにありそうでなかった本である。
デッドリフト、フロントスクワット、ジャンプエクササイズ、ハイプル、パワークリーンなどの動作も細かいチェックポイントが示されており、動作に慣れていない選手やトレーナーが確認するにはわかりやすい。
また、本書では、映像をどのようにトレーニングに活用していくかや、ファンクショナルムーブメントスクリーン(FMS)の活用についてなど、昨今のトレーニング現場でよく使われる内容も含まれる。授業実例も豊富で、現場にあると何かと重宝する一冊である。巻末の学習カードは、そのまま体育授業の実践に活かせるだろう。
(久保田 和稔)
出版元:ブックハウス・エイチディ
(掲載日:2014-07-15)
タグ:クイックリフト 授業資料
カテゴリ トレーニング
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トレーニングを学ぶ 体育授業における理論と実践
関口 脩 下嶽 進一郎
即実践、即活用できる内容。それが本書を読んだ率直な感想である。
本書の序文にもあるが、スポーツ指導者養成校の授業カリキュラムは理論的教育が多く、トレーニング実技を伴う実践的教育の量は少ないと感じる。もちろん筆者達の働きかけにより、以前よりは実践的教育が増えたのだろうが、私が関わる学生や新卒者はトレーニング経験が乏しい。恥ずかしい話だが、学生時代の私も同様であった。
筆者はこのことが、多くの人が適切なトレーニングを実施できない要因の1つと述べているが、まさにその通りである。適切な指導ができる者がいなければトレーニングは効果のないモノ、危険なモノになってしまうからだ。
本書はトレーニング方法や、指導法が数多く載っているのではなく、筆者の実践している内容を、資料を豊富に掲載している。基礎的な原理原則といった理論から、トレーニングに慣れるための実技、パワークリーンの習得に向けて段階的な方法が記されている。
まさに授業カリキュラムのように纏められた一冊で、学生にはもちろんであるが、トレーナーが一般の方へ指導する際も参考となる内容だ。私も、この本を軸に自身の指導方法を改めてみようと考えさせられた。
(橋本 紘希)
出版元:ブックハウス・エイチディ
(掲載日:2014-04-12)
タグ:クイックリフト 授業資料
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