小・中学生のための走り方バイブル
伊東 浩司 山口 典孝
タイトルにあるように、本書は小中学生を対象とした走り方のバイブル。著者は100mの日本記録保持者である伊東浩司・甲南大学教授。
最近は運動会のリレーで勝つために、スポーツ塾のようなものがあるが、走ることはとても技術が必要となる。ましてや、この年代、理想どおりに走らせるにはどうしたらよいのかと悩む保護者もいるのではないだろうか。
本書は次のような項目が設けられている。1. 体に力がみなぎる!ウォーミングアップ。2. 今より速くなれる“ステップアップドリル。3. 運動会でスターになろう。4. 走りを武器にいろいろなスポーツで活躍する。5. さらに上を目指す! 補助トレーニング。それぞれカラー写真や、イラストを用いて説明されているが、これに加えて120分のDVDつき。チャプター1. きれいな“走り”を身につけよう、2. 今の自分より速くなれる! ステップアップドリル、3. 運動会でスターになろう、4. もっとレベルアップしたい!補助トレーニング、と内容も盛りだくさん。また運動会などの一発勝負にどのように挑めばよいかの心理的なアドバイスもあり、子どもの可能性を広げるバイブルとなるだろう。(M)
2008年5月2日刊
(三橋 智広)
出版元:カンゼン
(掲載日:2012-10-12)
タグ:走り方 子ども
カテゴリ 運動実践
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リハビリテーションのための解剖学
鵜尾 泰輔 山口 典孝
「ポケットブック」と明記されているとおり、手帳のような体裁。2色刷りで赤い透明シートがついていて、赤い字で記された部位名や起始・停止を記憶できているかどうか確認できる(赤い字で見えなくなるのは起始のほう)。受験参考書のように活用できる。
著者らの「まえがき」によると、2002年、学生に夏休みの宿題「上肢の機能解剖のノート作成」を課したとき、学生から「先生も作ってきて!」と言われたのが本書の出発点だそうだ。
どこでも勉強できるように、また解剖の本は重いと言わせないよう、新書判サイズにし、小さくても内容は精密さを心がけ、目でみてわかりやすいよう工夫したと記されている。
筋の章では、起始・停止・支配神経・作用のほかに、「(筋)の特徴」「ADL・スポーツ」の項目があり、たとえば大腰筋の「ADL・スポーツ」の項では「脚を前方に振り出す、すなわち、ランニング、階段を上る時などに主に働く」と表現されている。
全体は、「骨」「筋」「関節・靱帯」の3章からなる。電車の中などで勉強するのに最適と言える1冊。もう少し廉価だとなおよいのだが。
2009年6月9日刊
(清家 輝文)
出版元:中山書店
(掲載日:2012-10-13)
タグ:解剖
カテゴリ スポーツ医学
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最強ランナーの法則
伊東 浩司 鈴木 博美 山口 典孝
レースを続ける中で、自分の身体との対話が、記録向上には不可欠であると強く感じた伊東浩司氏。短距離種目では、正しい姿勢でバランスよく走ることを基礎に、ストレッチングやトレーニングを紹介する。マラソンの項目には鈴木博美氏が登場。こちらも正しい姿勢を保って極力ロスを少なくする走り方を会得するために役立つ、フォームのチェック方法やドリルなど、さまざまなノウハウがまとまっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:MCプレス
(掲載日:2007-04-10)
タグ:短距離 マラソン 走り方 ランナー
カテゴリ 運動実践
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DVD日本人に適した最速の走り方
伊東 浩司 山口 典孝
日本人選手は黒人選手と比較して骨盤が後傾して大腿前面の筋が発達する傾向にあることを指摘。日本人に適した「すり足走法」を実現するための歩き方、腕の振り方、大股走やスキップなど股関節を動かす各種のエクササイズ、スタートの方法などが豊富な写真とともに紹介されている。この走り方を応用してサッカーや野球などでも使えるような練習も含まれる。50分のドキュメンタリー風の番組が収められたDVDが付属する。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:西東社
(掲載日:2008-03-10)
タグ:走り方
カテゴリ 運動実践
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全解剖 体を動かす「骨と筋肉」のしくみ: 知ればスポーツがうまくなる!
山口 典孝
子どもでも読めるようにわかりやすく解説している。図も多く、初心者はもちろん、さらなる運動指導のレベルアップを望まれる方々も読んでいただきたいと感じている。
とくに解剖学、競技別動作解析といった部分は専門的な分野ながらも難しくない表現で目新しささえ感じた。高校での体育やそれに準ずる授業ではこの本を参考に進行しても興味深いだろう。
(河田 大輔)
出版元:誠文堂新光社
(掲載日:2015-01-29)
タグ:機能解剖 解剖
カテゴリ スポーツ医科学
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動作でわかる筋肉の基本としくみ
山口 典孝 左 明 石井 直方
筋学の基礎にはじまり、各骨格筋の解剖学的位置と働き、さらにどんなトレーニングやストレッチが効くかが、CGモデルを使って示されている。上肢帯・肩関節、足関節・足指といった部位ごとに章立てされていて、各筋が見開き1ページにまとめられているので見たい筋にすぐたどりつける。
さらに付録として筋の起始・停止・作用・支配神経・生活動作の一覧もついており、重要点は赤シートで隠して覚えられる赤字表記となっている。
実際に身体を動かして仕組みを確認することも容易で、トレーニングやリハビリテーションの現場を志す人に最適な一冊といえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:マイナビ
(掲載日:2012-05-10)
タグ:解剖学 機能解剖学 筋
カテゴリ スポーツ医学
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全解剖 体を動かす「骨と筋肉」のしくみ 知ればスポーツがうまくなる!
山口 典孝
豊富なイラストで身体のしくみの基本が理解できる。1章で、野球などよく目にする種目においてよく使う筋肉などを解説し、2章では逆上がりやマット運動を行う際のコツ、身体がどのように使われているかをレクチャーする。3章では筋線維の働きやATP、トレーニングの原理・原則、成長曲線についても触れられており、子ども向けと侮れない。
スポーツを科学的にとらえるための入門書と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:誠文堂新光社
(掲載日:2013-07-10)
タグ:解剖 筋 骨
カテゴリ スポーツ医科学
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