5時間を切る! マラソン完走BOOK
牧野 仁
本書は、初めてのマラソン出場で完走、そして5時間以内の走破を目標に掲げている。著者が提唱するのは、意外なことに「走らない」という方法である。
まず、楽に走れるようになるためのドリルとして、股関節の柔軟性向上のためのランジや肩甲骨エクササイズとしてのバタフライ、手の力を抜くための「昔チョキ」(親指、人差し指、中指を伸ばす)での腕振りなどが紹介される。
そして、長く走るためのドリルでは、ストレッチングのほか「仮想ロープ引きウォーキング」「仮想マリオネットウォーキング」でよい姿勢で体幹部の移動感覚を身につけ、四肢の協調運動ができるようなエクササイズを紹介。
最後に、速く走るドリルとして、バウンディングなど。この3分類、計20種類が写真つきで紹介されている。動作をイメージでインプットすることを目指したDVDも付属。姿勢づくりを中心とした「走らない」エクササイズで、段階的に上達していくことで、誰でもどこでもできるドリルであるという。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:主婦の友社
(掲載日:2009-01-10)
タグ:マラソン 走り方
カテゴリ 運動実践
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目からウロコのマラソン完走新常識 だから、楽に走れない!
飯田 潔 牧野 仁
マラソン指導者である牧野氏と、シューズやインソールに関する専門家である飯田氏の共著。一般のランナーがマラソンの練習を健康的に続けるためのアドバイスを、それぞれの経験に基づいてコンパクトにわかりやすく解説している。
走り方については、走り方の基本となる腕の振り方や呼吸法、チョキで走るなどの方法が紹介されている。さらに実際のレースで役立つ「裏ワザ」として、レース参加に関する年間の組み立てから、当日の移動、トイレに関してまで細かくまとめられている。
なお、シューズは買うのは夜がよい、とこれまで言われてきたが、実際には違うそうだ。本当の自分の足に合うサイズのシューズをどのように選ぶか、納得のいく説明がしてある。ほかにも足の指が黒くなってしまう理由など、身近な疑問に答えてくれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:実業之日本社
(掲載日:2010-01-10)
タグ:マラソン
カテゴリ 運動実践
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楽して走ろうフルマラソン
牧野 仁
より速く、より楽に、そしてより楽しく走ることは多くの市民ランナーの願いである。それを実現するには効率のよいランニングフォームを身につけることが近道である。具体的には体幹が安定していること、手足(腕と脚)は肩甲骨と股関節によって動くこと、重心を高い位置に維持できることなどがある。本書では、これらが自然にできるように簡単なドリルが紹介されている。
本書には著者自身がランナーとして、また多くの市民ランナーを指導してきた豊富な経験が詰まっている。記録向上を目指すランナーやより快適に走りたい人にはお勧めの一冊である。
(村田 祐樹)
出版元:ランナーズ
(掲載日:2012-10-13)
タグ:マラソン
カテゴリ 運動実践
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目からウロコのマラソン完走新常識 だから、楽に走れない!
飯田 潔 牧野 仁
マラソンが、依然ブームである。もはやブームを通り越して一種の嗜みと言うかナンと言うか、ある種の習いごとのようなものとして定着してしまった感すらある。都会ではランナーズステーションなるものが設置され、ピアノ教師やバレエインストラクター同様、ランニングインストラクターという肩書きのプロまで活躍中という昨今である。
が、底辺が広がれば、その分悩みの種類も増える。アクシデントも増える。そして、マラソンにおけるそれは「タイムが縮まらない」「足が痛い」といった切実なものから、「似合うウェアがない」「やせない」といった微笑ましい(失礼!)ものまでまさにピンキリなのだ。
本書は、そんなマラソンにおけるさまざまな悩みや“なぜ”に2人のスペシャリストが明快な答えを提示してくれる、How to 本ならぬ裏ワザ本。自らのクラブを「日本一走らないランニング教室」と自負する指導者と「シューズと足とインソールの専門店」の代表者が、文字通り目からウロコの解説とともにマラソンに関する疑問を小気味よく解き明かしてくれている。
たとえば、路上でよく目にするタオルオンネック(タオルを首にかけるスタイル)。こんな些細な事柄に関しても、のっけから正攻法でサラリと解説、注意を促してくれる。また、一方ではシューズ選びの際の「爪先にプラス1cmの余裕を」と言われる定説に対して、豊富な専門的データと実例をもとにしっかりとした否定的見解を示しつつ、ではどうするか? といった点にまで踏み込んでなるほど、というアドバイスもしてくれている。
こうした愛情あふれる専門的解説や根拠のない定説に対するツッコミのオンパレードに通底しているのは、著者たち自身も語る“なぜ?”を大切にする視点や、「マイナスのものをまずはゼロにする」というシンプルなスタンスに他ならない。著者の一人はさらにこうも語る。情報が氾濫する世の中で、「カラダとシューズがあれば気軽に楽しめるスポーツ」だからこそ、そのカラダとシューズを侮らず、正しい知識を持ってほしい、と。
一般から本格派まで、ランナーは読んでおいて損はない一冊。新書判というのも手に取りやすくて嬉しい。
(伊藤 謙治)
出版元:実業之日本社
(掲載日:2012-10-16)
タグ:ランニング マラソン
カテゴリ 運動実践
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楽して走ろうフルマラソン
牧野 仁
どうも、走ることは苦手である。
きっとそれは、過去に膝をケガして以来、時々走ると膝が痛むことにあるようだ。もっとも、時々走るから痛くなるのかもしれないが。でも、おそらく走ることに対して私と同じように抵抗がある人は多いのではないかと思う。いや、そうでもないか。近所でランニングをする人は明らかに増えている。
さて、著者であるが、素人でありながらフルマラソンに挑戦し、そこで失敗したことがきっかけで、ランニング指導者として活躍する経緯の持ち主である。
したがって、多くの他のランニング指導者のように、選手として高い実績があるわけではない。しかし、だからこそ効率のよいフォームとはどういうものか、そしてそれはなぜか、それを身につけるにはどうしたらよいのかが素人にもわかりやすく書かれているように思う。今年こそ、この本を片手にランニング始めてみようと思う。
(森下 茂)
出版元:ランナーズ
(掲載日:2012-10-31)
タグ:ランニング
カテゴリ 運動実践
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楽して走ろうフルマラソン 正しいフォームづくりは走りの基本です
牧野 仁
ボクシング経験を持つ筆者は、かつて「どうせ出るならフルマラソンにしよう」といきなりマラソンに挑戦。本番まで2カ月間の練習の中で、事前にフルマラソンの距離を体験しようとして腸脛靭帯損傷してしまう。これを機にスポーツ医科学を学んだという。
本書の面白いポイントは、「ランニングフォームは走るだけではよくならない」と最初に述べ、基本的動作の練習が必要であると説いていることである。本当に必要なのは「走らない練習」であるそうだ。フォームを意識すると変な走り方になってしまうため、無意識的な(小脳のコントロールによる)動作ができる必要がある。体幹をしっかり固定することで安定させ、四肢をうまく動かすために肩甲骨と股関節の動きを出す方法について、わかりやすく解説している。楽に走るための具体的な方法として6項目のチェックと9ステップのドリルが紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ランナーズ
(掲載日:2008-05-10)
タグ:ランニング マラソン 走り方
カテゴリ 運動実践
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