スポーツ傷害の理学療法
福井 勉 小柳 磨毅
スポーツ傷害に対して、理学療法的にどのようなアプローチができるかについて、考え方や評価方法、トレーニングがまとめられている。野球やサッカー、水泳、テニスなど競技別のコンディショニングについても詳しく書かれており、各競技に求められる身体的特性がわかる。なお、最終章には地域支援という観点から理学療法士の活動が紹介されており、サッカーや野球、障害者スポーツのほか、パーソナルトレーナーとしても活躍の場があることがうかがえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:三輪書店
(掲載日:2010-07-10)
タグ:理学療法
カテゴリ スポーツ医学
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アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
Marilyn Moffat Carole B. Lewis 福井 勉
理学療法の立場から書かれたアンチエイジングのためのエクササイズ集である。特徴としては姿勢、筋力、バランス、柔軟性、持久力の要素別に身体の測定・評価ができるように用意されていることが挙げられる。
これにより自分で自身のフィットネス要素を評価し、エクササイズメニューを選択して実施し、再度評価をすることができる。日常生活の中で気をつけるべき動作のポイントについても助言があり、長く健康的な人生を楽しむための運動を実践するうえで有用なガイドブックである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-10-15)
タグ:アンチエイジング 中高齢 運動指導
カテゴリ 運動実践
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皮膚運動学 機能と治療の考え方
福井 勉
指を曲げると、内側に皺ができる。伸ばすと内側の皺は消え、関節の反対側に皺がよる。皮膚を引っ張ればある程度伸びる。たとえば直立して側屈をすると、曲げたほうの皮膚には深い皺ができ、反対の皮膚は引っ張られる。このことを基本として、筆者は「これらの運動の変化は皮膚の物理的抵抗だけとは考えにくく、なんらかの神経作用が関わっているように考えられる」と述べているが、全身の関節運動に皮膚がどのように影響しているのかを解説している。
手技として皮膚を集めてきたり、引っ張りを加えることで、機能障害を受けている関節に対してアプローチができるという。
徒手的な方法のほか、テーピングによって皮膚を誘導する方法も掲載。シンスプリントや肩関節周囲炎も症例紹介として報告されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:三輪書店
(掲載日:2010-12-10)
タグ:皮膚
カテゴリ 身体
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アンチエイジングフィットネス
Marilyn Moffat Carole B. Lewis 福井 勉
トレーニングをするということはスポーツをするため。そんなイメージを持ってしまいがちですが、トレーニングをする目的は多岐にわたります。本書はアンチエイジング(抗加齢)を目的とした身体づくりの指南書といっていいでしょう。
サブタイトルが「40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり」とあります。あまりトレーニングに縁がない人たちにとってハードな運動は敬遠されがちですが、アンチエイジングを目的としたフィットネスなので敷居は高くなく入りやすいのではないでしょうか。
加齢によって起きる身体の変化とは何かを明確にしたうえで、それらに対する具体的な方法論が写真つきで説明されていますので、どちらかというと実践しながら読み進めるというのが正しい読み方ではないかと考えます。そういう意味では単に知識を得るための本ではないと申し上げておきます。「姿勢」「筋力」「バランス」「柔軟性」「持久力」と加齢による身体の変化を5つの要素に分類してあります。私の周りでもアンチエイジングのためフィットネスクラブに通う人たちはたくさんいますが、やっていることといえばほとんど筋力トレーニング。おそらく本書に書かれているような情報が不足しているのでしょう。残念なことではありますが、一般的な私と同じ世代の知識や情報ってこんなもんだろうと思います。アスリートではなくごく一般の中年と呼ばれる人たちにとって偏った運動に陥らないための、正しい身体づくりの道しるべとなる一冊になりそうです。
この本を読みながらできる限りのエクササイズをやってみました。いたるところに筋肉痛が出たのはご愛嬌。しかしこれは私の身体が加齢により使えなくなりかけていた部位がたくさんあるという証拠でもあります。それでも「身体の評価」という項目ではなんとなく実年齢よりも若いのではないかと喜んでいます。汗をかいて体験したい本です。
(辻田 浩志)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-11-21)
タグ:高齢者
カテゴリ 運動実践
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