腰痛
三木 英之 蒲田 和芳
横浜市スポーツ医科学センターの整形外科医と理学療法士による書。
ぎっくり腰や慢性腰痛を中心に、痛みが起きたときの対処、日常生活でのケア、予防などが2色刷りで示されている。
高度な内容を一般向けにわかりやすく表現しようとしている。
1章は腰痛の仕組みと原因
2章は診断と治療
3章は症状からみた腰痛のタイプと特徴
4章は家庭ででぎる腰痛対策(急性腰痛)
5章はその慢性腰痛編
6章は運動療法でストレッチ、筋力強化運動(マシーンも)、有酸素運動をイラストで解説。
腰痛に関する正しい基礎知識と運動による対応を知るうえで役立つ。
A5判 200頁 2000年12月20日刊 1200円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:高橋書店
(掲載日:2001-03-15)
タグ:腰痛 トレーニング ストレッチング
カテゴリ スポーツ医科学
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手軽な運動で腰・ひざ・肩の痛みをとる
黒田 善雄 三木 英之 蒲田 和芳 小倉 孝一
横浜市スポーツ医科学センターの医師、理学療法士、運動指導員による本。
冒頭で「本書の特徴」として「運動療法で健康的な生活を」の一文を掲げ、「腰やひざの痛みや肩こりで悩んでいらっしゃる方々に、この本に書かれている運動をぜひ行っていただき、より健康な生活を送っていただぎたいものです」と記す。
つまり、この本は腰・膝・肩に関する「運動療法」が主体であり、そのためイラストが豊富に使用されている。運動を示す本ではあるが、その医学的根拠や注意点など、運動療法を指導するうえでも参考になる。
なぜ、その運動がよいのか、なぜ注意が必要な運動動作があるのかについても説いていく書で、スポーツ整形外科的知識も得ることができる。
生活習慣病予防のための運動も、こうした整形外科的疾患の予防のための運動も、運動であることに変わりはなく、今後は両者の知識が総合的に含まれた運動、あるいは運動療法へと発展していくのではないだろうか。
A5判 200頁 2001年12月1日刊 1300円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2002-01-15)
タグ:腰痛 膝 肩
カテゴリ スポーツ医科学
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ACL損傷予防プログラムの科学的基礎
福林 徹 蒲田 和芳
ACL(前十字靱帯)損傷は、1970年代後半、世界が競って診断と治療を研究した分野であり、スポーツ整形外科最大のトピックとして受け止められたと言ってよいだろう。
その診断と治療については、一定のレベルに達し、当初は一部の医療機関でしか実施されていなかった関節鏡手術は今や多くの医療機関で行われるものとなった。
しかし、いかにACL損傷の治療が進んでも、復帰までには半年はかかり、その間のブランクは大きい。やはり受傷しないですむのが一番なのは他の疾患と変わりない。
そこで現在は本誌でも紹介したように、その予防プログラムの研究開発が各国で盛んに行われ、わが国でもいくつかのプログラムがスタートしている。その科学的データをレビューしたのが本書である。
スポーツに通じた理学療法士が集まり、世界中の文献を渉猟し、報告し合い、それをまとめる作業の成果がこの1冊である。ACL損傷の疫学・重要度、危険因子、メカニズム、予防プログラムの4章に分けて整理されている。何かと参考になる1冊と言えよう。
2008年5月12日刊
(清家 輝文)
出版元:ナップ
(掲載日:2012-10-13)
タグ:ACL 前十字靭帯
カテゴリ スポーツ医科学
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コアコンディショニングとコアセラピー
平沼 憲治 岩崎 由純 蒲田 和芳 渡辺 なおみ
あなたは、ストレッチポールに乗ったことがあるだろうか。正しく行えば、誰しも必ず、胴体から付属している頭、腕、脚のポジションが、ニュートラルな状態にリセットされた感覚を味わうことができる。
ここでは、その進め方、エクササイズの方法もさることながら、その裏づけとなる解剖・生理・運動学を理論的に学ぶ。スタジオエクササイズとしての「ベーシックセブン」を提供している者は、本来知らなくてはならない事項なのではないだろうか。また、介護予防としてのプログラムを、目的、段階別に解説、そして疾患別に治療としての方法も多種にわたって紹介されており、本書は、今やアスリートから高齢者まで幅広くクライアントをお持ちのパーソナルトレーナーも知っておいて損はない。いや知らずして人の身体は預かれないだろう。教科書的存在になるはずだ。
もちろん、自分自身の癒しのためにも使っていただきたい。
平沼 憲治、岩崎 由純(監修)、蒲田 和芳、渡辺 なおみ(編)
(平山 美由紀)
出版元:講談社
(掲載日:2012-10-13)
タグ:コア
カテゴリ スポーツ医科学
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専門医が治す! 腰痛
三木 英之 蒲田 和芳
スポーツ選手や一般の人と老若男女と多くの人が腰痛に悩まされ、その症状もいろいろである。本書は一見一般の人に向けてつくられた本に見えるが、前半は腰痛のしくみや診断、治療など多くの症例について解説され、それらをイラストだけですませずにレントゲン、MRI検査、CT検査、造影による画像を用いて詳しく説明している。他に医師の診察手順やテスト方法も詳しく掲載されているので、スポーツトレーナーだけではなく医療関係者が読んでも勉強になるのではないだろうか。本書に掲載されている腰痛対策のチェックシートや腰痛が起きたときの対処法のシートは現場で利用できるものになっている。
後半は家庭でできる腰痛対策や運動療法を一般の人が読んでもわかるように丁寧に説明をしている。立ち姿勢での注意事項や事務仕事、洗面、車の運転など普段の生活からの症例は一般の腰痛に悩まされている人だけではなく、専門家が読んでクライアントの普段の生活を創造するために、頭の中の引き出しに入れ現場で活用してもらいたい。
注意として、本書は腰痛の予防と痛みの軽減に少しでも役に立てるように書かれたものであり、腰痛の中には手術や投薬が必要な場合もある。自分で判断をせず、必ず医師の適切な指示を仰いでくださいという著者からのメッセージを守って頂きたい。
(長谷川 大輔)
出版元:高橋書店
(掲載日:2012-10-16)
タグ:腰痛 運動療法
カテゴリ 医学
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骨盤・股関節・鼠径部のスポーツ疾患治療の科学的基礎
福林 徹 蒲田 和芳 永野 康治 山内 弘喜 吉田 昌弘 鈴川 仁人
SPTS(Sportsphysicaltherapyseminarseries)シリーズの第8巻。勉強会の内容をまとめたもので、本書では近年スポーツ疾患として注目される骨盤・股関節・鼠径部にフォーカスを当てている。
グローバルスタンダードを身につけられるよう、執筆時最新の文献をもとに知見がコンパクトに整理されている。
さらに最終章では臨床現場においてどのような評価・治療が行われているかも紹介され、判断の助けとなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ナップ
(掲載日:2014-02-10)
タグ:骨盤 股関節 鼠径部
カテゴリ スポーツ医科学
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リアライン・トレーニング体幹・股関節編 関節のゆがみ・骨の配列を整える最新理論
蒲田 和芳
近年、さまざまなトレーニング方法が紹介されているが、どれも正常な関節運動が前提となっている。現状ではスポーツ活動はもちろん成長に伴って何らかのマルアライメント(骨の配列の崩れ)を抱える場合が多数だ。それを修正するリアライン、維持するスタビライズ、マルユース(崩れの原因となる動き)を修正するコーディネートの3ステップをまとめた。
アスリートを支える熱意に満ちている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2014-11-10)
タグ:アライメント
カテゴリ スポーツ医科学
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リアライン・トレーニング 下肢編 関節のゆがみ・骨の配列を整える最新理論
蒲田 和芳
体幹・股関節編に続く第二弾。本書から読むこともできる。下肢編では、膝関節、足関節、足部ごとに起こりやすいマルアライメントを挙げる。その改善・予防のために、①アライメントを理想に近づける「リアライン」、②関節が正しく動くよう筋活動を最適化する「スタビライズ」、③マルアライメントの原因となる動作を改善する「コーディネート」の3フェイズ、さらにローカル(個々の関節)→グローバル(複数の関節、下肢全体)の流れで手技やエクササイズを紹介していく。スポーツにおいて下肢への力学的ストレスは大きく、悩める選手や治療家に参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2021-09-10)
タグ:アライメント
カテゴリ スポーツ医科学
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コアコンディショニングとコアセラピー
平沼 憲治 岩崎 由純 蒲田 和芳 渡辺 なおみ
帯にあるコピーにあるように、コアコンディショニングとコアセラピーに関する「その歴史、現状、未来を整理し、現時点での理論と方法論を網羅」したもの。
丸太(フォームローラー、後のストレッチポール開発につながるもの)を使ったエクササイズを見た日暮清氏と、それに着目してセルフケアへの応用を考えた岩崎由純氏。2人の試行錯誤でコアコンディショニングが生まれた。さらに、医療資格者が実施する“治療”をコアセラピーと呼ぶ。
用語解説や、実際のエクササイズの紹介、注意点などがまとめられている。臨床的な経験とともに理論的な根拠も重視しながら、対象者の年齢や問題点に応じたエクササイズが紹介されているのが特徴である。巻末にはトレーナーおよび医療従事者のリストも掲載されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2008-12-10)
タグ:コアコンディショニング
カテゴリ スポーツ医科学
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