一流の逆境力 ACミラン・トレーナーが教える「考える」習慣
遠藤 友則
清水エスパルスを経てACミランで16年間トレーナーを務めた遠藤氏。一流選手ばかりの中でも結果を残す選手、うまくいかない選手がいるのを間近で見てきた。前者は結果が出ないからといってより頑張ったりやり方を変えるのではなく、当たり前のことをコツコツ継続するという。ただ、それを真似しようで終わる本ではない。それで逆境を乗り越えられるのは彼らがすでに一流だからであり、我々が見習うべきはむしろその過程にある。
自分の得意なものは何か見極め、それを発揮するために必要なことを考える。そしてそれを続けていれば、チャンスに準備万端で臨めるというわけだ。
38歳でサッカー大国イタリアに飛び込んだ遠藤氏自身のエピソードも興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:SBクリエイティブ
(掲載日:2016-02-10)
タグ:サッカー
カテゴリ 人生
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限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法
為末 大
限界の檻を抜け出すには全力を尽くすこと、と著者は説く。だが、がむしゃらに頑張れということではない。自分でつくってしまっている心のブレーキを外すと、結果的に全力が出せるようになる。よって、「限界を超える」ではなく「限界の檻から抜け出す」という言い方をしている。失敗したら恥ずかしいという気持ちを捨て、自分に何ができて何ができないかを知り、自分の認識を書き換えるべく変化を取り入れる。著者はそういった手法で、「陸上短距離で日本人は通用しない」という思い込みを抜け出し、世界選手権で表彰台に上がってみせた。では自分が全力を出したらどこまでできるのか、を試してみたくなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:SBクリエイティブ
(掲載日:2016-10-10)
タグ:限界
カテゴリ 人生
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正しいマラソン どうすれば走り続けられるか? タイムを縮めるロジックとは?
金 哲彦 山本 正彦 河合 美香 山下 佐知子
マラソンをするのに、走りやすい恰好と靴以外、特別な道具は要らない。だがトレーニング理論は複雑で、レース攻略にもさまざまな要素が絡み、続けるほど奥が深くなると金氏は言う。選手として、そして指導者として集めてきた最新の知見を惜しみなく、わかりやすくまとめたのが本書だ。金氏が豊富な経験をもとにトレーニングの方法や計画の立て方を紹介するだけでなく、呼吸が苦しくなる仕組みなど生理学に関するトピックは山本氏、食事法や水分補給など栄養に関するトピックは河合氏、そして緊張感のコントロール、ラストスパートの計算など元選手ならではのトピックは山下氏がそれぞれアシストしている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:SBクリエイティブ
(掲載日:2017-04-10)
タグ:マラソン
カテゴリ 運動実践
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