ドラヴィエのコアトレーニングアナトミィ
フレデリック ドラヴィエ マイケル グンディル 安藤 誉 東出 顕子
本書は“コア”に焦点を合わせ作られたトレーニング教本である。ここでは“コア”を身体の部位的かつ役割的な核という大きな概念で捉え、さまざまなトレーニング種目を数多くのバリエーションを盛り込みながら紹介している。
本書の特徴としては、前半部はトレーニング初心者の疑問に答えるような形式で説明がなされ、後半部は写真やイラストを多く取り入れながら、そのエクササイズの一連の動きをわかりやすくコマ送りに紹介している。また、一つ一つの種目につきメリット、デメリット、リスクなどが細かく記され、トレーニングを行う上で陥りがちな勘違いや、間違った実施方法に常に警鐘を鳴らしてくれる。近年、DVD付きの書籍が多い中、本書は映像がなくとも容易に動きを習得できるつくりとなっている。
(藤井 歩)
出版元:ガイアブックス
(掲載日:2015-06-02)
タグ:コア
カテゴリ トレーニング
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自重筋力トレーニングアナトミィ
ブレット コントレラス 東出 顕子
本書では、すべての負荷を自重のみで行ったトレーニングを紹介している。
自重トレーニングといえば、器具を必要としないため経済的で、場所や時を選ばない大変有効なトレーニングである。加えて、アスレティックリハビリテーションなどの初期段階でも導入されるほど、その安全性・信頼性は高い。
しかし、ジムに通うトレーニング愛好家にとって自重トレーニングは“地味で負荷が軽く物足りない”という印象が強いのではないだろうか? その疑問に対しても、本書の中で著者は“レップ数を増やすことで充分強い筋肉増強刺激を得られる”と説いている。
本書のつくりとしては各部位の解剖・動きの確認を確認し、その後に部位別、または全身の種目を順に紹介していっている。綺麗なイラストも描かれ見やすくなっているものの、残念な点がいくつか見られるのが惜しい。
まず、動きがわかりにくい種目があること、各種目の難易度がバラバラに記されていること、“レップ数を増加することで充分な筋肉への刺激が得られる”という最も注目すべきテーマを掲げたにもかかわらず各種目のレップ数の記載がこれといってないこと、最後に、冒頭部や各場面で安全面への配慮を呼びかけているものの種目によっては自宅で実行するにはおおむね難しい種目もあり、読者本人も何が実行可能なのか見極めてから行う必要があるという点である。
自重トレーニングの可能性を広げてくれる一冊であることは確かだが、自重トレーニングの要所である安全性やレップ数増加に対する配慮がもう一つ欲しいところである。
(藤井 歩)
出版元:ガイアブックス
(掲載日:2015-06-10)
タグ:自重トレーニング
カテゴリ トレーニング
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鍼療法図鑑
ハンス-ウルリッヒ・ヘッカー アンゲリカ・シュテフェリング エルマー・T・ポイカー ヨルグ・ケストナー カイ・リープヘン 兵頭 明 東出 顕子
原題は『Color Atlas of Acupuncture』で、ドイツで出版された東洋医学のポケットアトラスである。
内容は3つに分かれ、取穴法では取穴部位、刺入の深さ、適応症、中国伝統医学における主治という項目があり、カラーイラストや写真でも解説されている。臨床上で注意すべき点や、文献に関する記述もある。耳穴はノジェ式と中国式の2つが紹介されている。トリガーポイントについては、定義から入り、どのように治療を行うのかについてまとめている。その後、個別の筋肉の説明、トリガーポイントや痛みの投射領域について解説される。
鍼治療の組み立てのヒントにもなる書籍である。盛り込まれている内容の割に、コンパクトにまとめてあり、持ち運びにも適している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ガイアブックス
(掲載日:2012-04-10)
タグ:鍼
カテゴリ 東洋医学
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ピラーティスアナトミィ
ラエル・イサコウィッツ カレン・クリッピンジャー 中村 尚人 東出 顕子
ピラティスの基本原則から上級レベルのエクササイズまで網羅されている。また、アライメントや関節、筋肉の動きの基礎についてもわかりやすくまとめられているので、ピラティスに限らず身体の動きの学習や復習に役立ちそうだ。
各エクササイズの紹介では、さまざまな姿勢をとった場合の身体内部の様子が解剖学的なイラストで示されおり、エクササイズが目的に合っているかや正しく行えているかを一目で確認できる。難易度の下げ方やバリエーションにも触れられており、行う人に合わせたプログラムを組む際の参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ガイアブックス
(掲載日:2013-08-10)
タグ:解剖 ピラティス
カテゴリ スポーツ医科学
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ドラヴィエのコアトレーニングアナトミィ
フレデリック・ドラヴィエ マイケル・グンディル 安藤 誉 東出 顕子
主要なトレーニングファクターを統合して理解し、具体的なプロトコルを組み立てることをコンセプトとした本書。まずは目標やトレーニング頻度、重量などの20の項目を確認し、根本に立ち返る。その上で、2章以降に記述されているエクササイズを選択し組み合わせていく。
コアをターゲットとしたものだけで100種以上のエクササイズが網羅されているだけでなく、美術学校で5年・大学医学部で3年にわたって解剖学を学んだドラヴィエ氏のイラストが、動作や身体の状態の理解を深めるのに一役買っている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ガイアブックス
(掲載日:2014-06-10)
タグ:コア
カテゴリ トレーニング
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自重筋力トレーニングアナトミィ
ブレット・コントレラス 東出 顕子
いつでも、どこでも行えるのはもちろん、フリーウェイトの土台づくりにもなる自重トレーニング。約150種を取り上げ、他の「アナトミィ」既刊と同じく、ターゲットとなる筋が一目でわかるイラストとともに詳しく解説している。
1つの部位につき難易度が4段階に分けられており、一般の人からパフォーマンスアップを目指すアスリートまでさまざまな対象のトレーニング指導に活用できる。
プログラム計画についても言及されており、1冊で自重トレーニングの知識を網羅できるような構成となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ガイアブックス
(掲載日:2014-12-10)
タグ:身体 トレーニング 自重
カテゴリ トレーニング
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