「運脳神経」のつくり方
深代 千之
決定づけられたイメージってあるもので、ガリ勉タイプの秀才はどこかひ弱で運動をやらせたらまるでダメ、反対にガキ大将タイプといえば勉強はできないけれど運動会になると一躍ヒーロー。漫画の登場人物なんかでいうと、このパターンはお決まりみたいになっているようです。「天は二物を与えず」といいますが、人間にも長所もあれば短所もあり、完璧な人間などいないというテーゼみたいなものがあり我々もそれに納得していました。
ところがそうではないようです。「運動ができる子供は勉強もできる!」という帯の文章が本書のテーマです。
まず運動も勉強も脳でするのであり、習得の仕方も同じで、誤った固定観念が邪魔して努力する機会を奪ってしまったがための結果であると筆者はいいます。運動は筋肉の活動であるのは事実ですが、運動を記憶するのは筋肉ではなく脳であるからという論理は言われてみればなるほどと思います。勉強も運動もやればやるほど、脳の中のニューロンが活発に活動し、脳が活性化されるという点に関しては全く同じなんですね。
考えてみれば、英単語の記憶をする際にも何度も何度もノートに書き身体を使って覚えたほうが、単語帳を見ているだけよりもしっかり記憶できた覚えがあります。勉強も身体を使ったほうが有効にできるというのも運動と同じこと。
それでも現実に立ちはだかるのは「うまい(上手)」「下手」の問題。いい理論でも机上の空論では値打ちはありません。その大きな問題があるからこそ具体的な方法論が必要なのです。「運脳神経」という筆者の造語で、巧みな動きを脳の中にストックする方法を紹介しています。「運脳神経をつくる7つのルール」と題して必要な事項はきちんと書かれています。
もちろんこの本を読んだだけで運脳神経ができるわけではありません。そこはやはりそれなりの努力が必要なのですが、後半からは基本運動の重要性が説かれ、次に運動に必要な要素を解説し、段階的に運脳神経の育成を図ります。
丁寧な説明でとてもわかりやすいのですが、その内容はいい加減なものではなく意外と本格的なもの。覚えておきたいエクササイズもたくさんありました。小学生のお子さんをお持ちの親御さんに読んでいただきたいですね。
(辻田 浩志)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2011-12-13)
タグ:教育 トレーニング
カテゴリ トレーニング
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運動も勉強もできる脳を育てる 「運脳神経」のつくり方
深代 千之
学生時代は運動が得意なほうでもなく、ボールの投げ方やバットの振り方、受身の取り方がよくわからなかった。“運動神経がない”という簡単なコトバで終わらせていた過去の自分。そのときに、この本に出会っていたら、どうなっていただろうと勝手に想像しワクワクしていた。
タイトルにある「運脳神経」とは著者がつくった造語である。普段の生活で行う動きやスポーツのときに行うダイナミックな動作など全ての動作は脳が司っている。また、運動神経は誰にでもあり、“運動神経がない”ということはない。しかしながら、過去の私のように誤った言葉の使い方や意味の捉え方をしている人がいる。「運脳神経」にはそういった運動神経という言葉が意味する誤解や誤った考えを避けたいという著者の願いがこめられている。
運脳神経をつくるルールやバランスチェック、実践方法が記載されている一冊。
(大塚 健吾)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2011-12-13)
タグ:教育 トレーニング
カテゴリ トレーニング
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バイオメカニクス 人体運動の力学と制御
David A. Winter 長野 明紀 吉岡 伸輔
人間の動きをバイオメカニクス的に解析する場合に必須となる基本知識がまとめられているのが本書である。信号処理の方法から、順動力学解析、筋電図のデータ処理の方法など、かなり専門的ではあるが簡潔な記述により、深い理解を得ることができるだろう。
読みこなすには数学的な理解と人体や運動に関する知識が必要となる。なお、訳者序文において原著の紹介がなされている。「初学者に通読できるほどわかりやすく丁寧で、それでいてバイオメカニクス分野の奥深さを感じさせる内容に深く感銘を受けた」「バイオメカニクスの専門書として初めて読んだ本が本書であり、習得のしやすさを実際に体験している」。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2011-07-10)
タグ:バイオメカニクス 入門
カテゴリ スポーツ医科学
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運動も勉強もできる脳を育てる「運脳神経」のつくり方
深代 千之
帯に「運動ができる子どもは勉強もできる」「文武両道」とあるように、著者の深代氏は運動ができることと勉強ができることは深く関連しているという。そのうえで著者は、運動を基本動作から鍛えようと提唱する。走り方、跳び方、投げ方などについて、スポーツバイオメカニクスなどの研究から得られた知識を話題として織り交ぜながら解説している。
そして、スポーツ万能になるために大切な「動きの素」は、体幹によるとして、反動動作、反射、捻り、ムチ動作をどのように感じ、利用するかについても解説している。
イラストを用いた「運脳神経」を鍛えるための身体を楽しく動かすワークや、身体のことをより深く知るための問題も掲載されている。簡単な言葉を用いているものの、実際には専門的な内容が多いと感じる。しかし、理解できないというのではなく、わかりやすく伝えるための工夫が感じられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2009-07-10)
タグ:脳 発育発達
カテゴリ 身体
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運動も勉強もできる脳を育てる「運脳神経」のつくり方
深代 千之
「運脳神経」ってなに? そんな疑問をもつ読者も多いのではないだろうか。
まず、この運脳神経というのは、もちろん造語。著者は運動神経という言葉が意味する誤解や誤った考えを避けたいということから「運脳神経」と言う。この「運脳神経」とはなにか、その運脳神経を鍛えるためのワークがこの一冊にまとめられている。
第1章では「運動が好きな子は勉強も得意! 東大合格を目指すなら運動から」というタイトルがつけられ、子どもをもつ親は思わず手にとってみたくなる。ちなみに東大大学院教授の著者は「東大入試に体育を導入しよう」と本書で主張する。
勉強も運動も「頭」つまり「脳でする」ものであるから、脳を鍛えれば勉強も運動もできるようになる。そのためには、運動だけでも勉強だけでも運脳神経は育たないので、運動も勉強もできる脳を育てよう! ということである。スポーツ科学界の第一人者が語る、文武両道の子どもを育てるためのノウハウ。豊富なイラストとわかりやすい文章で書かれている。運動と学習能力は切り離せないという大事なことを教える一冊。
2009年5月25日刊
(田口 久美子)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-10-13)
タグ:脳 発育発達
カテゴリ 身体
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ジュニアアスリートが最初に行いたい筋力&パワートレーニング
永友 憲治
スポーツを安全に、高いレベルで行うには、競技特性に合わせた筋力が必要である。しかし、正しい姿勢とフォームを習得したうえでなければ安全で効果的な筋力トレーニングは行えない。このDVDは、成長期にあるジュニア選手の指導者に向けて、正しい姿勢とフォームで効果的な筋力トレーニングが指導できるようになるためのDVDである。
まずは基本となるステップアップ、腕立て伏せ、腹筋、懸垂の4種目の基礎的な筋力トレーニングの指導法から始まる。スポーツ動作場面と照らし合わせながら、どこの筋力を鍛えるかをCGで紹介し、永友氏の解説とともに、よいフォームと悪いフォームが一目で映像で理解できるようになっている。さらにバーベルを使ったトレーニングやパワー強化トレーニングなど8種目を紹介。
ジュニアの指導者のみならず選手自身にイメージさせるにも最適である。商品紹介VTRがラウンドフラットのHPからみることができる。
(田口 久美子)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-10-13)
タグ:ジュニア
カテゴリ トレーニング
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アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
Marilyn Moffat Carole B. Lewis 福井 勉
理学療法の立場から書かれたアンチエイジングのためのエクササイズ集である。特徴としては姿勢、筋力、バランス、柔軟性、持久力の要素別に身体の測定・評価ができるように用意されていることが挙げられる。
これにより自分で自身のフィットネス要素を評価し、エクササイズメニューを選択して実施し、再度評価をすることができる。日常生活の中で気をつけるべき動作のポイントについても助言があり、長く健康的な人生を楽しむための運動を実践するうえで有用なガイドブックである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-10-15)
タグ:アンチエイジング 中高齢 運動指導
カテゴリ 運動実践
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アンチエイジングフィットネス
Marilyn Moffat Carole B. Lewis 福井 勉
トレーニングをするということはスポーツをするため。そんなイメージを持ってしまいがちですが、トレーニングをする目的は多岐にわたります。本書はアンチエイジング(抗加齢)を目的とした身体づくりの指南書といっていいでしょう。
サブタイトルが「40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり」とあります。あまりトレーニングに縁がない人たちにとってハードな運動は敬遠されがちですが、アンチエイジングを目的としたフィットネスなので敷居は高くなく入りやすいのではないでしょうか。
加齢によって起きる身体の変化とは何かを明確にしたうえで、それらに対する具体的な方法論が写真つきで説明されていますので、どちらかというと実践しながら読み進めるというのが正しい読み方ではないかと考えます。そういう意味では単に知識を得るための本ではないと申し上げておきます。「姿勢」「筋力」「バランス」「柔軟性」「持久力」と加齢による身体の変化を5つの要素に分類してあります。私の周りでもアンチエイジングのためフィットネスクラブに通う人たちはたくさんいますが、やっていることといえばほとんど筋力トレーニング。おそらく本書に書かれているような情報が不足しているのでしょう。残念なことではありますが、一般的な私と同じ世代の知識や情報ってこんなもんだろうと思います。アスリートではなくごく一般の中年と呼ばれる人たちにとって偏った運動に陥らないための、正しい身体づくりの道しるべとなる一冊になりそうです。
この本を読みながらできる限りのエクササイズをやってみました。いたるところに筋肉痛が出たのはご愛嬌。しかしこれは私の身体が加齢により使えなくなりかけていた部位がたくさんあるという証拠でもあります。それでも「身体の評価」という項目ではなんとなく実年齢よりも若いのではないかと喜んでいます。汗をかいて体験したい本です。
(辻田 浩志)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-11-21)
タグ:高齢者
カテゴリ 運動実践
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ROMナビ 増補改訂第2版
青木 主税 根本 悟子 大熊 敦子
自身にいつも言い聞かせていることの1つに、トレーニング指導員などという職業は、乱暴に言ってしまえば「バーベルの担ぎ方を教えるだけの仕事」だということがある。医師のように直接病気やケガを治療することもできなければ、理学療法士のようにリハビリを通じてその人の命や生活により密接にコミットすることもできない。
むしろ、そうした心身を“治す”人たちの世話になる機会を極力減らせるよう、強い身体を“つくる”サポートをさせてもらうのが、我々トレーナーやトレーニングコーチと呼ばれる専門職であるから、ある意味彼らとは対極の存在であるとも言えるだろう。
が、だからこそ我々はそうした人たちともできるだけ「通訳なし」でやり取りせねばならない。たとえば、自分の担当するアスリートの膝を診てもらった理学療法士から「腹臥位での屈曲を測ったら、軟部組織性のエンドフィールによる可動域制限は少しありましたが、まあ問題ないでしょう」と報告を受けた際に、可動域測定の様子やエンドフィールといった単語を知っているかいないかで大きな差があることは言うまでもない。
トレーニングコーチはメディカルスタッフと同じ仕事はできないし、するべきでもない。だが、同じ言葉で同じ目標に向かう必要があるのだ。
ご存知の方も多いだろうが、coachという語の語源は「(目標に導く)馬車」という意味である。装いも新たになった『ROMナビ』は、医療従事者のみならずスポーツの現場に携わる多くのコーチたちにとって、ますます有用な馬車となってくれるだろう。
(伊藤 謙治)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2013-11-18)
タグ:測定 リハビリテーション 関節可動域
カテゴリ スポーツ医学
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もうダイエットはやめよう! ボディウェイト・コントロール 健康のための体重調節
西端 泉
この本のタイトルは、『もうダイエットはやめよう! ボディウェイト・コントロール
健康のための体重調節』である。この「もうダイエットはやめよう!」には、ダイエットという言葉を使うのはやめようということと、やせてるのにダイエットするのはやめようという2つの意味が込められている。
そもそも我々がよく聞くダイエットという言葉は、いつしか外来語本来の「日常の食物」や「食事」という意味から離れ、今や意味不明な日本語として使われてしまっている。ダイエットの定義が明確でなく科学的根拠が不明なダイエット本が散見される現状を踏まえ、著者は科学的見地から減量方法を知ってもらいたいという趣旨で本書を執筆している。
具体例を挙げれば、現代日本人の肥満の原因は、巷で言われているように食生活の欧米化による摂取エネルギーの増加と、これに伴う脂肪摂取の増加が原因なのだろうか。確かに本書が示す資料によれば、脂肪摂取の割合は近年増えてきている。だが1日の総摂取エネルギーを見てみると、ピークだった1970年と比較して15%も減少しており、実質の脂肪摂取量はむしろ減少している。一方で1日の平均歩数は年々減少していることに見られるように、現代日本人の肥満の原因が摂取エネルギーや脂肪摂取の増加ではなく、むしろ身体活動量が低下していることが主因であると言える。
それから減量の運動指導においては、「有酸素運動は低強度がよい」とよく言われる。運動強度が低いほうがよい理由としては、運動強度が高くなると脂肪よりも糖質が消費される割合が多くなるから、というのがもっぱらである。この根拠として昔のある文献が引き合いに出されるのであるが、そこで示されているのは脂肪を消費する「割合」であって「量」ではない。それに減量において重要なのは、消費される脂肪「量」のほうであろう。確かに運動強度が高くなれば消費される脂肪の割合は小さくなる。だが同時に消費エネルギーが増えるので、計算してみると実は消費される脂肪量は低強度よりも多くなることがわかる。ということから、本書で著者は高強度を推奨している。無論、対象者によって強度の調整をする必要はあるだろう。紙面の都合上、この辺りの詳しいことは、本書で詳しく解説されているので機会があればぜひ読んで頂きたい。
総評としては、語り口が研究者らしく明解であるので、読み終わってある種の清々しさを感じる。ちゃんと参考文献が明示されていることから、我々のような運動指導者が読んでも著者の解説には説得力があるように思う。ただ一つ惜しい点は、本書の読者には一般の人も想定されているので、内容的には入門編に止まっているところだ。これはこれで運動指導者を目指す学生や若手指導者にとっては、十分に有用な書籍になると思うが。この本を発展させてより専門的な内容に深化していけば、運動指導者が読む専門書としての評価は、より高まることだろう。
(水浜 雅浩)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2015-11-26)
タグ:体重 ダイエット
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:もうダイエットはやめよう! ボディウェイト・コントロール 健康のための体重調節
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オーチスのキネシオロジ- 身体運動の力学と病態力学
キャロル・A.オ-チス 山崎 敦 佐藤 俊輔 白星 伸一 藤川 孝満
これから身体の構造と動きについて学び始める人にも、すでに治療家として第一線で活躍している人にも必携の書と言える原著第2版が完全翻訳された。
厚さ約5cmと辞書のようなボリュームの本書は全5部からなり、まず運動学のベースとなるバイオメカニクスについて触れた後、上肢、頭部と脊柱、下肢の機能を豊富な写真・図版を用いて解説している。これらの記述はもちろん、確かなエビデンスに基づく。また、コラムとして挟まれる臨床との関連についての記述は、治療家1人では難しい臨床例の蓄積の一助となるだろう。第5部では、さまざまな動作に影響する姿勢と歩行についても言及されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-07-10)
タグ:キネシオロジー 機能解剖学 解剖学
カテゴリ スポーツ医科学
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見るみるわかる肩甲ナビ
竹内 京子 宮崎 尚子
本書は、肩関節の解剖をとてもわかりやすく紹介している。とくに筋肉を説明している図が立体的であり見やすいため、起始・停止部の理解にもつながりやすい。また、関節の動きも詳細について説明している。
健康ブームということもあり、専門家のみならず一般の人も身体について興味がある現在、一般の人が見てもわかりやすい内容となっている。
内容としては肩関節の解剖だけに留まらず、肩の動き、よくある肩の悩みや不調、肩のタイプとチェック方法、タイプ別エクササイズ、肩の機能改善エクササイズがあり、評価とトレーニングも網羅している。
肩のことを知りたい方、肩に悩みのある方、肩を酷使する方にはお勧めの一冊です。
(鈴木 健大)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2016-04-22)
タグ:肩甲骨 エクササイズ
カテゴリ スポーツ医科学
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見るみるわかる骨盤ナビ
竹内 京子 岡橋 優子
「見るみる」というタイトル通り、1〜3章では大きな図を使って骨盤を構成する骨および動きに関わる筋肉、動き方が紹介されている。それを踏まえて、5章では骨盤の状態を改善するセルフエクササイズが多数紹介される。このときわかりやすいよう1〜3章で取り上げた筋名を使ったり、「ゆがみ」や「ゆるみ」と表現する一方、本当に骨がゆがんでいるわけではないことにもしっかり言及されている。6章では、先のエクササイズを肩こりなど自覚症状に応じたセット例が紹介されていて、日常生活にも取り入れやすい。
また、トレーニング指導の際、とくに日ごろからスポーツをやってきた経験のない人には、骨盤の動きや感覚を意識することは難しい。そういったときこの本の図を見せながら説明すれば、イメージをつかんでもらいやすそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2012-12-10)
タグ:解剖 骨盤
カテゴリ スポーツ医科学
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ROMナビ 動画で学ぶ関節可動域測定法
青木 主税 根本 悟子 大熊 敦子
ROMの測定はリハビリを始め医療関連の現場で欠かせないが、どんな対象にも正しく実施する感覚はなかなかつかみにくい。それを190分に渡るDVDで繰り返し学ぼうというものだ。
この第2版では片麻痺患者への測定法が追加収録された。書籍には実施時の留意点やチェックポイントがコンパクトにまとめられており、基本軸・移動軸・参考可動域角度も色分けされている。一目でわかりやすいテキストと言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2013-09-10)
タグ:関節可動域 ROM 測定
カテゴリ スポーツ医科学
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もうダイエットはやめよう! ボディウェイト・コントロール 健康のための体重調節
西端 泉
本書は「こうやって痩せましょう」というダイエット本ではない。さらには文中において、本来「食事」を意味する「ダイエット」という言葉を、「減量」という意味で使わないようにしている。栄養士である著者の、体重管理に関する誤解が広まらないようにという願いが込められている。
前半では、減量が必要なのは肥満かつ関連した疾患や障害がある(発生の恐れのある)人のみと説く。無理な減量や痩せ過ぎのリスクも、豊富な図表とともにきっちり記載されている。そして後半では、身体活動量を増加させることによる肥満解消の方法を紹介する。
トレーニングの場に、「痩せたい」とやってくる人は少なくない。彼らに対して専門家がどのような説明・対応が望ましいかがひしひしと伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2015-04-10)
タグ:体重管理 減量 食
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:もうダイエットはやめよう! ボディウェイト・コントロール 健康のための体重調節
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見るみるわかる肩甲ナビ
竹内 京子 宮崎 尚子
骨盤ナビに続く、運動器ナビシリーズ第2弾。オールフルカラーの3DCGイラストによって、解剖学の基本だけでなく、肩を動かしたときや不調が起きているとき骨や筋がどうなっているかもよくわかる。なおタイトルを「肩甲ナビ」と書いて「かたナビ」と読むのには、諸説ある中で日本での概念に沿う広い領域をカバーするという意図が含まれている。
後半では、簡単なチェックによる肩タイプ別のエクササイズを紹介している。大掛かりなものはなく、すぐにでも取り入れやすい。
肩に悩みのある一般の人からアスリートまで応用できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ラウンドフラット
(掲載日:2015-10-10)
タグ:解剖 肩
カテゴリ スポーツ医科学
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