「やせ願望」の精神病理
水島 広子
副題は、「摂食障害からのメッセージ」。
特集のテーマで取材しながら、とある書店で見つけた書。
「(特に女性は)やせているのが、美しい」という価値観は比較的最近のものである。
データでも男は中高年で肥満が目立ち、女は特に若い層でやせているのが目立つ。
1998年の国民栄養調査でも、20代と30代の女性はやせ続けていることが示されている。
また、女性では70代を除くすべての年代で2人に1人は「自分のことを太っている」と思っているそうだ。
この本は、副題が示す通り「摂食障害」がテーマになっている。
著者は、まだ日本には専門的な医療機関が少ないこともあり、「不治の病」という印象があるが、摂食障害は治ると言う。
スポーツの世界でも摂食障害は問題になりつつある。
直接スポーツ選手の問題を扱っているわけではないが、摂食障害とは何か、本人はどうすればよいのか、周囲の人はどう対応すればよいのかがわかりやすく症例とともに紹介されている。
水島広子著 新書判 250頁 2001年4月27日刊 660円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2001-11-25)
タグ:摂食障害 女性
カテゴリ 食
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江戸人の老い
氏家 幹人
また寿命が延びたそうだ。 100歳を超える人は日本に13,000人以上いるとも言われる。1947~51年の「団塊の世代」もすべて50歳代になった。一方で、老人医療費は、国民医療費の約1/3(約10兆円)を占め、しかも年々増加している点が間題にされている。
では江戸時代はどうだったのか。この本、タイトルそのもので、江戸時代の「老人」を描写する。70歳で約7万字の愚痴に満ちた遺言をしたためた老人(実は、極めて著名人)、ひときわ体格に優れ、圧倒的な筋力もあった徳川吉宗の「中風」後のリハビリテーションの模様、そして老後も「不良隠居」などと言い存分に楽しんだ人たち。文献から浮かび上がってくるこれら「老人」の姿は実に興味深い。
いかなる人も老いていく。そして、確実に死ぬ日を迎える。それは誰もが知っていることである。
では、実際に老いていく自らをどう処していくか。あるいは「平成人の老い」と「江戸人の老い」は何が違うのか。この本を読みつつ、つらつら考えるのもよいだろう。
新書判 212頁 2001年3月1日刊 660円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2002-10-03)
タグ:加齢 江戸
カテゴリ 身体
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情報文明の日本モデル
坂村 健
直接スポーツ医学とは関係がないが、本誌で片寄氏が連載しているテーマと重なること、また誰もがITを避けて通れない時代であるため、この本を選んだ。副題は、「TRONが拓く次世代IT戦略」。
TRON(The Real-time Operating system Nucleus)を考案した著者の最新刊の書である。TRONはすでに携帯電話などで広く実用化されているオープンシステムであるが、ここでは、それについてより、別の観点で興味深いところを紹介しておきたい。
著者は冒頭、「アメリカ・モデルを追いかけても意味がない」と言い、IT革命で世界をリードしたアメリカを見習う論調に首をかしげる。2000年1年間でアメリカのドットコム企業は220社以上が廃業、2001年は8月までで410社以上が破綻。ウェブでの無料サービスも、無料ニュースサイト、無料プロバイダもすべて失敗。このモデルを追求しても、だめだ。日本のモデルを創造することが必要だと言う。
そこで、著者は遺伝子研究から、脳内物質のセロトニン受容体が少ない人は保守的で、新しいものに挑戦したがらないという傾向が強いという結果を掲げ、そのセロトニン受容体が少ない遺伝子を持つ人はアメリカでは全体の約50%、日本では90%以上にのぼるという事実(どう確かめたかは不明)を挙げる。だが、日本はチームでやれば、独創的なこともやってのける。そのよさを活かそうと言うのだ。
また、多くの人がよく指摘する日本人の戦略のなさ。これについて、「それ以上に問題なのは、戦略の前提として『何のために勝つのか』という哲学もないことである」と喝破する。
スポーツでは「勝つために」がすべてのことが多い。「何のために勝つのか」と問う人はいない。勝つことを目標とするのが、スポーツだからだと。だから、負ければ終わりだが、勝っても終わりである。それもよさだが、一度は「何のために勝つのか」と考えてもよいかもしれない。
意外にこの本、情報だけを扱ってはいない。いや、そもそも「情報文明」とはそういうものだということだろう。
新書判 226頁 2001年10月29日刊 600円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2001-12-15)
タグ:情報
カテゴリ その他
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自分を守る患者学
渥美 和彦
副題は「なぜいま『統合医療』なのか」。著者はヤギを使った人工心臓の実験で世界記録を作ったことで広く知られている。東京大学医学部医用電子研究施設の教授、施設長を歴任、退官後の平成10年に「日本代替・相補・伝統医療連合会議」を設立。現在もその理事長で、平成13年には「日本統合医療学会」を設立し、代表を務めている。
この略歴で、本書のアウトラインが掴めた人もいることだろう。Complimentary and Altemative Medicine(相補・代替医療)という言葉をすでに見聞きした人は多いだろう。長いので通称CAMとも表記される。何に対して相補・代替なのかというと「西洋医学」である。いわば現代の西洋医学以外の医療がCAMになる。例を挙げると、中国・インドなどの伝統的東洋医学、ハーブ、鍼灸、瞑想、音楽、指圧、あるいは手かざしまでも含め、あらゆる医療行為がCAMに含まれる。
著者は、特に日本ではCAMについてあまりにも身近であることもあって、諸外国に比較し、国としての取り組みも国民の意識も遅れている点を指摘している。すでに欧米はCAM導入に積極的で、それが医療費抑制にもつながっている。また、曖昧なものも多いので、研究にも熱心で、効果があると判断されたものをリストし、それについては保険が適用される点も指摘している。
さらにこのCAMにとどまらず西洋医学と伝統医学との融合、「統合医療」を提唱し、「なによりも患者さん一人ひとりに最も適した医療とは何かを指向する道程」を急いでいると言う。医療をもう一度冷静にみる本。
新書判 192頁 2002年3月1日刊 660円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2002-04-15)
タグ:代替医療
カテゴリ 医学
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図説NPO法人の作り方
鶴田 彦夫
本書では「はじめに」で明確に「21世紀はNPOが主役の時代である」と記している。また「NPOは、企業や行政では扱いにくいニーズに対応する活動を自発的に行う組織であり、第三の組織を築いている。また、人々が交流し、地域に新たな活力を生み出す核にもなり、21世紀の社会でも大きな役割を果していくものと期待されている」と言う。
この意味で今注目されるのが、スポーツNPOであろう。本書はスポーツNPOにスポットを当てて書かれたものではないが、書名の通り、これからNPO法人を作ろうとしている人には非常に参考になる。つまり、多くの人が得意としない分野、簿記、会計、税務を詳しく解説している。
著者はドラッカーの次の言葉を引用している。「非営利組織(NPO)は、よき意図をもってよいことをしたいということだけでは十分ではない。成果をあげ、この世に変化をもたらすために存在しているのだ……そのためには、すぐれたマネジメントが必要である……非営利組織には、ビジネスと違って業績を測るための利潤というものさしがないからである」
この言は、月刊スポーツメディスン34号で紹介した河村剛史氏の講演内容とぴったり重なる。優れた実務書である。
A5判 236頁 2002年2月15日刊 1550円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2002-05-15)
タグ:NPO
カテゴリ その他
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自分の頭と身体で考える
養老 孟司 甲野 善紀
99年に単行本として出版されたものの文庫。養老氏と甲野氏の対談は比較的多いが、解剖学者と武術家という対比から生まれる世界が面白いからだろう。
「体の各部分がなるべく細かに割れるようにして、その割れた身体をちょうど泳いでいる魚の群れが瞬時に全員が方向転換しているような感じで体じゆうを同時に使うんです」。抜刀術での甲野氏の説明である。従来の型にはまらない、自分なりに到達した境地を語っている。そしてその言葉を、養老氏は自分なりに理解し、解剖の分野から目と脳の働きと合わせながら説く。「同時並行でいくつかのものが動いているわけでしょ。それは目が一番得意にしていることなんですね」
養老氏はこうも言っている。「今、教育をしていて、僕も一番因るのは『先生、説明して下さい』という学生ですね。『説明して下さい』ということは、説明されればわかると思っているということですよ」。
説明と理解、その構図では言葉が神様である。身体、からだはどこにあるか。解剖学の身体、武術でのからだ。対談をきっかけに、自らの身体で考えていくのも面白そうだ。
(清家 輝文)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2002-12-15)
タグ:身体 解剖 武術
カテゴリ 身体
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すべては音楽から生まれる
茂木 健一郎
著者は近年、脳科学者としての活動の場を広げている茂木氏。同氏は音楽愛好家としても知られるが、本書ではシューベルトをはじめとする音楽家たちの作品と向き合うことを通して、音楽について書いている。
本書の中で「耳をすます」ことと、新しいことを「発想する」ことは同義とある。それは下界からの音を聴きながら、自分の内面に耳をすませ、何がしかの意見や考えを発しているという。換言すれば、「聴くこと」とは、自分の内面にある、いまだ形になっていないものを表現しようとする行為に等しいということ。またそこから生まれてくる解放感こそ、心が脳という空間的限定から解放される過程であり、(私)という個が「今、ここ」という限定を超え、普遍への道に舞い降りた瞬間だと言えると、独特の言いまわしで語っている。
音楽と脳を繋げて語る視点は、音楽を愛する脳科学者、茂木氏だからこそかもしれない。読み進めていくと、改めて「耳をすます」ことの大切さに気がつく。是非一読願いたい。
2008年1月7日刊
(三橋 智広)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2012-10-12)
タグ:脳 音楽
カテゴリ エッセイ
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いのちを救う先端技術
久保田 博南
副題は「医療機器はどこまで進化したのか」。冒頭、著者は、「医療機器」とは何か基本的なことが理解されていないと言う。「医療機器とは病院や診療所で使われている機器がその主軸を占めるもの」であるが、「医療機器」という言葉はやっと最近になって一般化したとのこと。法律用語としては「医療用具」と言われる時代が長く、政府が名称を変えたのは2005年4月。また「医療機器」は「薬事法」という法律のもとで規制されている。薬の中の小さな項目ということになるか。妙な話ではある。
さて、著者は工学部出身で、医療機器メーカーなどを経て、現在は医療機器開発コンサルタント。サイエンスライターとして著書も多い。
この本に登場する医療機器は、人命探査装置、心電図、ホルタ心電計、心磁計、血流計、脳波計、脳磁計、痛み測定装置など多数あるが、血圧計、体温計も実はそう簡単でないことがわかる。また、百円玉くらいの大きさのチップを貼るだけで連続して体温が計れるようになったそうだ。これは病気だけでなく、スポーツでも使えそうだ。貼った部分の体温をずっとみることができる。いろいろ貼って運動すると、またわかることも多いのではないだろうか。
多数の装置や機器には歴史もあり、発見もある。「医療機器」という冷たい世界が、何か人間味のある温かい世界に見えてくる。おすすめの一冊です。
2008年9月2日刊
(清家 輝文)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2012-10-13)
タグ:医療技術
カテゴリ 医学
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理系バカと文系バカ
竹内 薫 嵯峨野 功一
日本では人を「文系」「理系」と分けて考えるところがある。その鍵は「数学」にあるようだ。数学を理解するか、あるいは数学的思考ができるかどうかで、理系、文系が決まるところがある。だが、よく知られているように、いろいろな組織のトップは文系が多い。その文系は、因数分解など社会に出たら不要だと確信している。一方で、理系のほうが人間としては文系より上であると思っている理系の人も多い。いずれもこの著者によれば、「理系バカ」「文系バカ」ということになる。
橋爪大三郎によれば、日本の理系・文系の定義は、明治時代に旧制高校が作ったものだとか。黒板とノートだけで学べる文系に比べ、理系は実験設備にお金がかかる。お金のかかる学部を理系、お金のかからない学部を文系と分類し、お金がかかる学部の生徒数は絞らざるを得なかったというのだ。そこで数学の試験をして、文理が振り分けられた。
これを読んだだけで「ムッ」ときた「文系」の人もいることだろう。しかし、著者は、理系自慢をしようというわけではなく(著者は東京大学理学部物理学科卒の理学博士、理系だが、サイエンスライターという文系でもある)、「文理融合」がこの本で言いたいことである。「知」はバランスのなかにある。これが結論だろう。
2009年3月30日刊
(清家 輝文)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2012-10-13)
タグ:知識 教養
カテゴリ その他
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現役力
工藤 公康
引退に至るまで何を考えたか
引き際をどう飾るか。生きていく上で誰もが直面することだ。幸運にも自分の意志で進退を決められることもあれば、否応なくたたきつけられる残酷な現実を受け止めなくてはならないこともある。スポーツの世界でも、まわりの誰もが惜しむタイミングで華やかな引退劇を演出する選手もいれば、最盛期から見れば隠せない衰えに正面から向き合い、現役にこだわり、燃え尽きてひっそりと引退する選手もいる。最も多いのは、無残に切り捨てられていく選手だろう。何がいいとか、悪いとか、誰がどう思うのかということは関係がない。自分がその結果をどう考え、受け止めるのか、いや、これも最も重要な問題とはいえない。やはりそこに至るまでに自分が何を考え、どう取り組んできたのか、それが問題だ。
何をまだ求めての現役か
本書は、2009年で実働28年目というプロ野球記録を更新している横浜ベイスターズ投手、工藤公康氏によるものである。考えてみれば、現時点で人生の6割以上の年月にわたってプロ野球選手を続けている。身体は決して大きくはないが、プロ野球界の怪物のひとりだ。これほど長い期間にわたってプロとしてのモチベーションを維持していることは驚きだ。現在まで在籍した4球団中、3球団でリーグ優勝と日本一を経験しているのだから、球界頂点の極みも十分に味わっているはずだ。何をまだ求めているのだろう。
金でも名声でもなく、己の矜持を持ち得る世界で勝負を続けることが、ただ楽しいのかとテレビのインタビューなどを見ていると、そう思える。偉大な選手に失礼ながら、その童顔と遊び心に、野球少年というか野球大好きな悪ガキがそのまま大きくなったような印象を受ける。ただうまくなりたいという純真な子どもの心が、クリクリした瞳にまだ光っている。もちろんそれだけではここまで一線級でできるはずもない。それを現実のものにするための努力と才能という裏づけがあってのことだ。本当に信頼できる人々(だけ?)の話に耳を傾け、何を学び、いかに考え、どう取り組んできたのか、周りへの感謝の気持ちとともに本書に表さ記されている。
強烈なメッセージ
なかでも若手選手への強烈なメッセージが印象に残る。若いウチには想像もできないことが、年齢を重ねて気づいたときには取り返しがつかなくなって後悔することになる、その怖さをよく知っているのだろう。成功体験を潔く過去のものとして次のステップに進む勇気を持ち続けてきたベテランならではの叱咤激励だ。
「自分を変えるために気づくこと」、そして「自分で考え」「答えを自分で見つけ出すこと」の重要性を説き、そんなことすらわからずに志半ばで去っていく後輩たちに沈痛な思いを持っている。同時にそれを誰かのせいにして自分に同情するようであれば「自分でつぶれただけ」だとプロらしく切り捨てている。
己の哲学を持ち、またそれに必要以上にとらわれず、自らを変化させていく。それが厳しくも楽しく取り組める状況に身を置いている人は幸せなのだろう。そして「自惚れず、でも、へこたれず」本当に充実して生きていれば、その先にある結末だけにとらわれる必要はない、とそう思う。
(山根 太治)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2009-07-10)
タグ:野球 プロ野球
カテゴリ 身体
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ひかる先生のやさしい体育 スポーツのコツを楽しく学ぼう
田中 光
スポーツの基本から始まり、そして鉄棒、とび箱、マット、なわとびといった基本的な運動、さらには水泳や球技、陸上まで、「コツ」のつかみ方についてわかりやすく説明している。イラストには、ポイントとなる動きが言葉で付加されている。身体軸を安定させ、バランスをとるための一連の動きが「カエル支持・カニ支持・サソリ支持」であり、鉄棒では「ふとんほし・だんごむし・ブタの丸焼き」などのネーミングがされ、子どもたちにも理解しやすい工夫が重ねられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2007-12-10)
タグ:子ども コツ 体育
カテゴリ 指導
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自分の頭と身体で考える
養老 孟司 甲野 善紀
解剖学の権威・養老氏と古武術を追求する甲野氏による「日本人の身体観」についての対談。話は「頭と身体で考える」というテーマから徐々に両氏の興味へ、そして日本社会の問題点へと逸れていくというバラエティに富んだ内容だ。自分の身体に問いかけてみると、意外なことが見えてくるかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:PHP研究所
(掲載日:2000-02-10)
タグ:身体 解剖 古武術
カテゴリ 身体
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