シコふんじゃおう 日本伝統のコアトレがすごい!
元・一ノ矢 白木 仁
日本伝統のトレーニングとして、今改めて見直されている「四股」について、相撲界で長く活動した著者がわかりやすく解説している。
最初は股割から。これが基本となる動作で、股関節を開いて膝を曲げる動きである。立った状態から、脚を伸ばす、そして床に両脚を開いて骨盤を立てるところまでできれば、股割の第一ステップが終了である。これから四股に挑戦していく。意外なのは四股は「腰を浮かさず、腹で上げる」と言っていること。膝の向き、視線に関しても、写真に細かくアドバイスがつけられており、間違えないような心配りがある。肩のこらないコラムも読み応えがあり、なぜ四股にこだわるのか、よくわかる。自分の身体と向かい合い、インナーマッスルのトレーニングをしていくのに最適なのだそうだ。
白木氏との対談、肩甲骨や股関節のトレーニングも収録されている。
元・一ノ矢 著、白木 仁 協力
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ベースボール・マガジン社
(掲載日:2009-07-10)
タグ:四股
カテゴリ 運動実践
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お相撲さんの“腰割り”トレーニングに隠されたすごい秘密
元・一ノ矢
腰割りとは、相撲の基本動作の1つで、ハーフスクワットのように腰を落としていく動きのこと。いわゆる「股割」とは異なる。ポイントは、つま先と膝の向きが同じで、上体を真っ直ぐにしたまま下ろしていくことである。これにより股関節のスムーズな動きができるようになるそうだ。日常生活の中で気軽にできるエクササイズである。安田登、有吉与志恵、白木仁の各氏とのインタビューも収録。腰割りについて多面的に議論している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:実業之日本社
(掲載日:2010-08-10)
タグ:腰割り 相撲
カテゴリ トレーニング
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お相撲さんの“腰割り”トレーニングに隠されたすごい秘密
元・一ノ矢
四股(しこ)、股割(またわり)は良く耳にする言葉ではあるが、腰割りとはどのようなものなのだろうか?
相撲で四股を踏むときの基本姿勢――まっすぐ立った姿勢から股関節を開いて腰を下ろしていく運動――のことを指し、イメージとしては、ハーフスクワットのような動作と捉えてよさそうである。ポイントは上体を前傾させずに、膝とつま先の向きをそろえて脛骨は地面に対しまっすぐのまま行うということである。
実際に行ってみると、なるほど、重さがかかっていない分、股関節の動きを意識しやすい。アスリートに行う場合は、トレーニングというよりコンディショニングとしての要素が強いかもしれないが、股関節動作の意識づけとしては導入しやすいと思われる。
白木仁氏、有吉与志恵氏、安田登氏という各専門家へのインタビューもふんだんに盛り込まれ、そちらも読み応えがある。
(石郷岡 真巳)
出版元:実業之日本社
(掲載日:2012-10-16)
タグ:相撲 四股
カテゴリ トレーニング
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シコふんじゃおう
元・一ノ矢
「シコは羽目板の前でふめ」。昔の力士のシコは、上体がほぼ垂直に立っていたそうだ。取組の姿勢もそうで、戦前までは、あまり頭を下げずに上体はわりと起き上がっている力士が多かった。したがって、お互いの腰と腰の距離が近い。腰で相撲をとるから、うっちゃりや吊り出しが今よりも多かったそうだ。確かに、曙は引き落としに弱かったが、貴乃花は腰の位置が相手に近かったように思う。
「腰を割る」、これがシコの基本である。しかし、新弟子の多くは股関節が硬く、「腰を割る」シコができないと言う。「腰を割る」というのは、膝を開いて踏ん張り、腰を低くして強い外力に堪えられる構えをとることである。
もちろん尻は自然と締まった姿勢になる。正しい腰割りは、股関節まわりの筋肉を強化してくれる。昨今流行りのコアトレーニングが、日本伝統のスポーツでは、とっくの昔に実践されていた。そのことが、なんだか妙に嬉しい。
(森下 茂)
出版元:ベースボール・マガジン社
(掲載日:2012-10-16)
タグ:四股 相撲 トレーニング
カテゴリ 運動実践
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