スポーツの法律入門 知らないと損をする指導者のリスクマネジメント
入澤 充
体育と人権
わが国は法治国家である。法治国家とは、教科書的に言えば「国家統治権の発動が、あらかじめ議会の議決を経た法律に基づいて行われるべきであるとした国家」ということになるが、これは同時に「国が国民の自由と権利を法のもとに保障する」ことをも意味する。
そして、この国民の自由と権利の保障において、現在最も重要だと考えられているのが「人権の保障」である。
だが、わが国のスポーツ界ではこの人権保障、特に被教育者(生徒、選手)への人権保障についてはいささか意識が低いように思える。そこには、明治以来わが国がスポーツ=体育とし、スポーツの教育的側面ばかりが強調され、教育者が被教育者に対して絶対的優位な立場をとることを国民が甘受してきた歴史があることが原因としてみてとれる。
しかし、ここ数年のスポーツをとり巻く環境は著しく変化した。アマチュアリズムは崩壊し、スポーツでお金を稼ぐことは半ば公然となった。また、トップ選手がマスコミに対しスポーツを楽しんでいるという姿勢を強調するようになった。その結果、国民にはスポーツとは自らが楽しむために行うものという自己権利意識が常態化し、付随して人権意識も確実に高まった。
こういった中で、もしも体育が従来通りのスポーツ指導を継続しようとするならば、世間とのギャップは広がり、結果的に体育のアイデンティティーを失うことになるであろう。
わが国のスポーツの屋台骨を支える体育がそうならないためにも、スポーツにおける「人権の保障」問題は是非おさえておくべきだと思うのである。
新しい人権としてのスポーツ
本書はさまざまなスポーツ指導場面で起こったトラブルを例に挙げながら、当事者 の法的責任の所在を明らかにしている。
例えば、体育授業でバレーボールの支柱が倒れて頭に当り、その結果重い後遺症を患った生徒の両親が学校に損害賠償を請求した事件では、「学校には被教育者の生命・身体の安全保障義務があるので、このバレーボールの支柱が設置上及び管理上において通常の安全性を欠いていれば、損害賠償を請求できる」としている。
また、「教師は教育活動中には、生徒が危険な目に会わないよう常に注意をする義務があります。(中略)これを怠っていたとしたら教師の注意義務違反」とも指摘する。 また、柔道の部活動で顧問不在中に先輩の無謀な稽古の結果1年生部員が前頭部を畳に強打し、脳内出血、脳軟化症の傷害を受けた例では、「判決では、教師は練習の指導・監督義務を放棄したのに等しいと厳しい判断をされます。(中略)放課後、指導者が不在であった場合には、練習を中止させることも注意義務の一つ」と結論づけている。 この例では、傷害を受けた1年生のスポーツすることによって幸福を追求する基本的人権(憲法13条)が先輩の無謀な稽古によって不当に侵害され、その責任が監督者である学校と顧問教諭にあるというわけである。このほかにも本書には、スポーツクラブやイベント会場でのトラブル例やクラブ内で起こったいじめやセクシャルハラスメントに対する法的解釈等についても数多く言及している。
どのトラブルも身近で起こる可能性があり、読んでいて身につまされる。
しかし、本書の本当の狙いはどうやら各種トラブルに対する対処の仕方や転ばぬ先の杖的なハウツー本ではないということが、読み進めていくうちにみえてくる。
「新しい人権としての“スポーツ権”を主張していくことが、文化としてのスポーツがより深化していくことにつながるのです」この言葉に、著者の思いのすべてが集約されているようだ。
新しい人権としてのスポーツ、スポーツ権はまさに新しい時代のキーワードだと思う。
(久米 秀作)
出版元:山海堂
(掲載日:2004-05-10)
タグ:法律 損害賠償
カテゴリ 法律
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50歳からはじめる あなたにピッタリ! ウォーキング
湯浅 景元
本書は、日常生活の歩く動作を通して人間の健康寿命をより長くしていくため、図や絵を用いわかりやすく解説したウォーキングの手引書である。副題は『長持ちするカラダをつくる〈湯浅式〉歩き方術』。テイク1の「体のしくみとウォーキング」では脂肪燃焼や筋力低下の予防など、歩く運動効果を解説し、テイク2の「ウォーキングの約束ごと」では、歩く際のシューズ選びから、基本姿勢、ウォーキングエクササイズ時の留意点や知識を科学的にアプローチし、ウォーキング入門者にもわかりやすくまとめている。その応用編「さぁあなたにぴったり! ウォーキング」では、骨粗鬆症の予防・改善や、全身体力の向上、肩こり予防、生活習慣病予防など、目的別にウォーキングエクササイズを紹介し、通常の歩きに加えて、変則的なフォームも紹介している。ウォーキングは、無理なく簡単に50代からでも実践できる。「歩く」は効果的なエクササイズとなるだろう。
2006年6月30日刊
(三橋 智広)
出版元:山海堂
(掲載日:2012-10-11)
タグ:ウォーキング 健康
カテゴリ 運動実践
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ボディポテンシャルトレーニング
橋本 維知子 日本ボディポテンシャル協会
本書はボディポテンシャル協会が監修として、人間本来の機能を回復し、スポーツ動作、日常的な動作においても、そのボディポテンシャルを高めるべくまとめられた一冊である。
パート1の「骨格をイメージしながら動く」ではボディエクササイズの意義と実践にふれ、効果的なアドバイスを充実させている。パート2の「目的別トレーニング」では身体の基礎的な知識と、日常生活における動作と腰、肩、首、膝、股関節、また便秘やO脚、猫背など、その動きと障害の関わりについて絵や写真、図を用い項目別に詳しくアプローチしている。最後の「スポーツ動作への意識を高めるトレーニング」では野球、バスケット、バレーボール、水泳、ランニング、マラソン、ゴルフ、エアロビクス、テニスなど、各種目におけるボディポテンシャルに効果的なエクササイズを写真でわかりやすく解説している。
橋本維知子著、日本ボディポテンシャル協会監修
2006年6月10日刊
(三橋 智広)
出版元:山海堂
(掲載日:2012-10-11)
タグ:ボディポテンシャル
カテゴリ ボディーワーク
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スポーツの法律入門
入澤 充
これまで、スポーツ分野に関する危機意識は薄いものであった。しかし、近年のスポーツのプロ化に伴い権利への意識、法律への意識が高まってきている。こうした中で、最近では、法律の基礎知識を身につけなければならない時代になってきていると言えよう。
スポーツには、そのものの競技特性によっては怪我をすることも当然ありうるコンタクトスポーツ・コリージョンスポーツもある。したがって、スポーツ活動中の怪我は簡単に予測できるものではなく、ルールにのっとってプレイしていても起こってしまう怪我もあるということだ。これには当然、本人の責任もあるわけだが、学校、スポーツクラブにおける、または指導者、トレーナー、コーチにかかわるケガや事故などは、本人だけでなく所属する組織・協会の責任も免れない。そういった中で、危機管理に対する対応が現在求められていると言えよう。
本書は、そんなリスクマネジメントを分かりやすく事例で示されており、最後には用語説明がされているため、入門書という言葉通りの理解しやすく読める本になっている。たとえば「OBによる練習中の事故の責任」、「ケア後に悪化したことによるトレーナーの責任」など、気になる事例がたくさんある。ぜひ一読して、今後の業務に役立てていただきたい。
(上村 聡)
出版元:山海堂
(掲載日:2012-10-13)
タグ:スポーツと法
カテゴリ 法律
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これ一冊でわかる 着衣泳実技トレーニング
荒木 昭好 野沢 巌
“着衣泳”という単語は多くの人にとっては耳慣れない言葉かもしれないが、服を着たまま泳ぐこと、と聞けばおそらくは容易に水難事故のシチュエーションをイメージできるであろう。本書は水中で自らの生命を維持するための、文字通りサバイバル・スイミングとしての着衣泳指導書である。
猛暑に見舞われた今年も各地で水難事故が発生しているが、そうでなくとも水辺であればさまざまなシチュエーションで水難に遭遇する危険性は存在する(ちなみに2009年を通じての全国での水難事故発生件数は1540件)。そうした際に、サバイバル・スイミングとしての着衣泳を経験しておけば「なんらかの対応ができる可能性が高まる」(本文第1章より)のは自明の理である。
そもそも、着衣で水に落ちたらどんな状態になるか? どんな泳法でどのように泳いだらよいか? 水中での脱衣は必要か? etc…といった点についての知識や経験がわれわれ一般人は余りにも少ない。水泳そのものの教育は学校体育や全国のスクールで盛んに行われているのにもかかわらず、である。本書の序盤から語られている通り、着衣泳の練習をプールで行っても水質衛生面ではなんら問題ないことなども踏まえて、学校や施設側は積極的にこのサバイバル・スイミングの練習を取り入れてもよいのではないだろうか。
本文中ではこのほかにも、教科書の入っているバッグが水に浮くことやTシャツやジーパンなどさまざまな衣服の水中における重量変化データ、水着と着衣での泳距離比較など、知識として知っておけば実際のサバイバル・シチュエーションで大きな助けとなるであろう内容が段階を踏んだ技術指導解説に加えてふんだんに盛り込まれているのもありがたい。
近年、CPRとAEDの普及でスポーツイベントのみならず日常のさまざまな場でも九死に一生を得た事例が報道されているが、戦国の昔から“日本泳法”として息づいてきた歴史のあるこの着衣泳も、そうしたサバイバル技術として普及が望まれることを改めて感じさせてくれる一冊である。
(伊藤 謙治)
出版元:山海堂
(掲載日:2012-10-16)
タグ:着衣泳
カテゴリ その他
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自分でつくる筋力トレーニングプログラム
有賀 誠司
現役でトレーナーをしている人たちでも頭を悩ませるトレーニングのプログラム作成について基本的な部分を抑えた本であり、プログラム作成の流れから始まり、基礎知識・年齢別・競技別の作成方法も記載されている。
この本の流れに沿ってプログラムの作成を行うことによって、自分に必要なプログラム作成ができるよう一つ一つ丁寧な説明や、エクササイズリストも掲載されているのでトレーナーなどをつけることが難しい選手たちにも読みやすい内容になっている。
また、プログラム作成でつまずきやすい問題のアドバイスも掲載されているため、現役トレーナーが行きづまった際に目を通す本としても役立つ。
(戸谷 舞)
出版元:山海堂
(掲載日:2012-10-16)
タグ:トレーニング
カテゴリ トレーニング
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“遊んで”伸ばす! 子どもの運動能力 楽しみながらできる「親子遊び」ドリル80
佐藤 雅弘
運動能力を高めるためにはどうすればよいかについて、両親に向けて書かれたもの。まず基本姿勢やアライメントについて立った姿勢、歩き方でみていく。足のチェックや柔軟性も確認し、改善のためのレッスンや、遊び(飛行機やクモ歩き)の中でのコーディネーショントレーニングが、身体を支える能力、反応力、バランス能力、リズム・タイミング、組み合わせてのコーディネーションという流れで紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2007-09-10)
タグ:遊び 姿勢 子ども
カテゴリ 指導
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勝ちにいくスポーツ生理学 運動生理学の基礎からトレーニングの落とし穴までを解説
根本 勇
スポーツ生理学に似た言葉に運動生理学がある。どうして「勝ちにいく運動生理学」にしなかったのか? と疑問を抱きたくなるが、それは読むと納得できる。スポーツ現場から沸き立つ疑問をわかりやすく解説しているところは、題名の如く実践的で、選手にも十分読みこなせる内容となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2000-01-10)
タグ:運動生理学
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ心理学 心を強く鍛えるための15の「理論」と「実践法」
高畑 好秀
「心を見つめる」「心を操る」「心を鍛える」という視点で取りまとめた、心を強く鍛えるための15の理論と実践。前半は、陸上競技の高野進氏、飛板飛込の元渕幸氏、野球の辻発彦氏などのインタビューから得られたメンタルマネジメントの神髄について、後半ではそこから得られた理論を体系化した。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2001-01-10)
タグ:スポーツ心理
カテゴリ メンタル
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その気にさせるコーチング術 コーチと選手のためのスポーツ心理学活用法
高畑 好秀
「スポーツ心理学」を活用して、コーチと選手のコミュニケーション、意識改革、実力を発揮させるための環境づくり、試合中の心理作戦、あるいは選手のこころのケアまで、幅広い内容をテクニックとして著した。これらに付随して、最近注目されつつあるスポーツ(メンタル)カウンセリングについても触れられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2001-05-10)
タグ:コミュニケーション スポーツ心理
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:その気にさせるコーチング術 コーチと選手のためのスポーツ心理学活用法
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勝ちにいく筋力トレーニング
大道 泉 田内 敏男
従来の筋力トレーニングの方法に加え、「フォームの習得」「プログラムの作成」「重量の設定」などのポイントを押さえ、これまでとは異なる観点を織り交ぜて豊富な写真とともに解説。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2003-10-10)
タグ:トレーニング
カテゴリ トレーニング
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現場の疑問にきちんと答える 子どものスポーツ医学入門
ライフサポート協会 大島 扶美
いまどきの子ども、いまどきの親
最近の子どもの体格には目を見張るものがある。近所を歩いていても大人顔負けの体格を持つ子どもに出会うことが多い。実感として子どもの体格がよくなったと感じる。そんなときは「いまどきの子はみんな大きいね」などと言ってみたりする。しかし、こと基礎体力の話になると、「全くいまどきの子は体力がなくてダメね」とか「昔よりからだを動かさなくなったからじゃないか」と言っている人が多い。
器は大きくなったが、中身が整わない。すでに世間的に定説となりつつあるこの問題は、発育・発達期のお子さんのいるご家庭にとって重大な意味を持つ。なぜなら、発育・発達期の心身にどんな刺激を与えるかは、その子の将来にとっていろいろな意味で重要な鍵になることを、いまどきの親はしっかり認識しているからである。そこで、ひとつの回答としてスポーツが選択される。しかし、この時点で親たちはスポーツさえしていれば子どもたちが間違いなく健やかに成長すると安心したわけではない。質の問題、つまりいかにスポーツを指導してくれるのかによって大きく結果が違ってくることも十分承知だからである。
だから最近の親は昔のように、子どもたちに「ともかく外へ行って遊んで来い」とは言わない。どうせ行くなら正しく指導するところに行きなさいと言う。これはこれで決して悪いことではない。問題は、スポーツを指導する側にある。指導する側がいつまでも「理由はともかく、いいから走れ」ではいまどきの子どもも親も走らない。「多少痛くても練習は休むな」も同様にいまどきの子どもと親には説得力に欠ける。つまり「なぜそういう指導になるのか?」に答える必要が近年顕著になっていることに指導者は早く気がつくべきだ。親たちはとっくに気づいていて、そういう指導者が少ないことにちょっぴり不満だ。では、これに気がついた指導者はどこに救いの手を求めたらよいのか。答えは、この本にある。本書は、スポーツ栄養学、スポーツ外傷学、そしてトレーニング学や薬学を網羅し、そこから各スポーツ種目に見合った栄養の知識やそのスポーツ種目にありがちなケガとその予防について等、より身近に感じられる「なぜ」に対して科学的根拠をベースにしてピン・ポイントで説明している。
「子どものスポーツ」の最前線を知る
スポーツという身体運動は、もともと日常生活動作からかけ離れた特殊な運動の集まりだ。つまり、速く走る、遠くへ物を投げる、強く蹴るなど、どれも身体に対して強いストレスになるものばかりだ。これは同時に、スポーツをすることによってケガする可能性が十分あることも意味するのだ。したがって、ケガを未然に防ぐには日頃の栄養摂取により強く関心の目を向け、トレーニング方法の適否を確実に判断し、ケガの原因となりうる運動を極力排除できるだけの指導力が必要なことぐらい誰にもわかる。大切なことは、こういったしどうを科学的根拠に基づいて適切に、しかも誰もが納得できる形で平易に説明ができることである。これからのスポーツ指導者に求められるのはこういった指導力だということを痛感すべきである。
「中学生でプロテインを飲むのは早すぎる?」「整形外科で捻挫と診断され、冷シップをたくさんもらってきたけど、復帰の目安を教えて?」「小学校高学年から中学校にかけての成長期にしてはいけないトレーニングはある?」こう聞かれたらどう答える、コーチ? もう一度申し上げある。答えは、本書にある。
(本書は『新装版 現場の疑問にきちんと答える 子どものスポーツ医学入門』として、ラピュータより刊行。 ISBN: 9784947752871)
(久米 秀作)
出版元:山海堂
(掲載日:2003-11-10)
タグ:スポーツ医学 子ども
カテゴリ スポーツ医学
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ボディバランスを獲得するスタビライゼーション
小林 敬和 山本 利春
固定・安定させるという意味を持つ「スタビライゼーション」。スポーツや日常生活で必要な「身のこなし」や「バランス能力」を養うための抗重力トレーニングを、その理論や効果などについて解説し、レベル別・競技別のプログラムを紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2003-12-10)
タグ:トレーニング バランス
カテゴリ トレーニング
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勝ちにいくボディマネジメント
長畑 芳仁
最高のパフォーマンスを発揮するために知っておきたい「ボディマネジメント」の方法。筋力・持久力・柔軟性・リハビリテーション・栄養などについて、その管理の方法と実践法を写真やイラストを使ってわかりやすく解説。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2004-03-10)
タグ:コンディショニング
カテゴリ コンディショニング
CiNii Booksで検索:勝ちにいくボディマネジメント
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パートナーストレッチング スポーツ編
伊藤 マモル 山本 利春
パートナーストレッチングの基本と概念・実践を紹介した本。「部位別」「種目別」「スポーツ傷害のケア・再発予防」に分かれたプログラムが、豊富な写真とストレッチのポイントを示したイラストによりわかりやすく紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2004-11-10)
タグ:ストレッチング
カテゴリ ストレッチング
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知的アスリートのためのスポーツコンディショニング
山本 利春
アスリートが自分自身でからだの管理術(メンテナンス法)を知り、正しく、効果的な方法でコンディショニングを行なえるようになるための手引書。指導者もコンディショニングの基礎が学べる 1冊。
(本書は新装版としてベースボール・マガジン社より刊行されている)
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2005-02-10)
タグ:コンディショニング
カテゴリ コンディショニング
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トータル・バランス・コンディショニング チェック&エクササイズで効果をあげる
安藤 邦彦 佐藤 拓矢
医者に行っても痛みの原因がわからない、治らないという悩みを抱える選手や患者のために研究・開発された「全身的な筋バランス改善方法」。ウイークポイントをいかに克服するか、動きのバランスをどうやって調節していくかがテーマ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2005-03-10)
タグ:コンディショニング
カテゴリ コンディショニング
CiNii Booksで検索:トータル・バランス・コンディショニング チェック&エクササイズで効果をあげる
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掟破りのコーチング術 現場ノートが教える選手・コーチの意識改革実践法
高畑 好秀
スポーツメンタルトレーナーである著者のコーチング術シリーズ第3弾。現場のコーチ経験も豊富な著者が3年間書き留めておいたノートをもとに「選手を変え、成果をあげる72の技術」の説を紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2005-04-10)
タグ:メンタル
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:掟破りのコーチング術 現場ノートが教える選手・コーチの意識改革実践法
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使える筋肉・使えない筋肉
谷本 道哉 石井 直方
ウェイトトレーニングの謎
世間ではよく「使えないやつ」みたいな言い方はあるが、「使えない筋肉」があるとは知らなかった。結局のところ、筆者の言わんとするのは、「間違えたトレーニングをそのままにしておくと、たいへんなことになりますよ!」(どこかのテレビ番組のキャッチみたいだが)ということなのだ。とくにウェイトトレーニングについては、元々が外国製トレーニングだけに、まだこのトレーニングに懐疑的な人は多いと思う。とは言え、最近のわが国の話題のひとつに、高齢者に対する“筋トレ”(評者は個人的にこの呼び名が嫌いで、これこそこのトレーニングの本質を歪めるものだと思っているが)を奨励する向きもあるので、早急にこの種のトレーニング方法を見極める必要はありそうである。
今見極めると言ったが、こう言うと「もうすでにこの種のトレーニングは、かなり理解が進んでいるのでは」と訝る御仁もいると思う。しかし、実際はまだウェイトトレーニング自体を“禁物”と考えているスポーツは多いはずだ。たとえば、最近行われた日本人同士のボクシング世界タイトルマッチではチャンピオンに返り咲いた選手はその勝因の一つに、ボクシング界でタブーとされていたウェイトトレーニングを積極的に取り入れたことをあげていた。ほかにもアメリカンフットボールでは、司令塔と言われるクォータバックはコンタクトを専門とする選手から見ればほとんどウェイトトレーニングはやらない。やるとすれば、ケガ予防といった程度である。さらに、ゴルフ、フィギュアスケートなど、最近日本人の世界での活躍が目立ってきたスポーツにおいても、ウェイトトレーニングをやっているのか、いないのか。やらないならなぜ? やるならどのように? が見えてこない。
ウェイトトレーニングは“悪い癖”をつける?
本書では、ウェイトトレーニングは筋肉に“効かせる”べきで、実際のスポーツ動作では“効かせ”てはいけないと言う。これは具体的にどういうことかと言うと「『効いた』とは通常、使った筋肉が局所的に完全疲労し、オールアウトした状態を指していいます。(中略)この『効いた』状態は筋肥大の刺激を十分与えられた状態ですので、ウェイトトレーニングではできるだけこの状態を得られることを目指します。」これに対して、「スポーツ動作はできるだけ『効かせ』たくないのです。(つまりオールアウトをさせたくない)『効かせる』という点に対する目的が正反対である両者の動作様式は大きく異なります。その違いがスポーツ動作に対する『悪い癖』となり、『使えない筋肉』をつくる一要因になっているのです」。なるほど、つまり筋肉を大きくするだけならウェイトトレーニングでもいいが、スポーツの実際場面では筋肉以外に腱などの粘弾性要素も大いに活用することが必要であるので、単に筋肉だけに着目したトレーニング方法は間違っているというわけだ。そこで、筆者は、「動的に動くスポーツ動作において大きな力・大きな速度を発揮するための最大の要素はSSCという反動動作で、瞬間的に上手に力を発揮すること」で「ですからスポーツ動作で筋力を上手に発揮するための基礎的スキルトレーニングには、このSSCを強調したプライオメトリックトレーニングなどのバリスティック(瞬発的)なトレーニングが中心になるべき」と提言している。
最近の本場アメリカでのウェイトトレーニングの傾向も、単にマス(質量)を高めるだけのトレーニング方法から、そのスポーツ種目に必要な身体部分に集中してパフォーマンスを向上させようという目標にシフトしてきているように思う。ウェイトトレーニング自体は肯定しつつも、余計なトレーニングは必要ないと言うわけだ。本書は、ここの最先端の考え方をより迅速にわが国に紹介しようとした若手研究者の意欲作である。
(久米 秀作)
出版元:山海堂
(掲載日:2005-09-10)
タグ:トレーニング
カテゴリ スポーツ科学
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ゼロからはじめる! 筋トレプログラムの作り方 フィットネス版
有賀 誠司
筋トレ初心者の人でも、自分自身のプログラムをつくれるようになる1冊。プログラムづくりの基本原則から手順、さらに年齢・体力・目的別プログラムのつくり方まで、図・イラストの具体例とともに紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル)
出版元:山海堂
(掲載日:2005-11-10)
タグ:トレーニングプログラム
カテゴリ トレーニング
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スポーツ選手よ 強くなるには「哲学」を持て! 折れないこころをつくるメンタルトレーニング
杉浦 健
強い選手や精神的に安定した選手は自分なりの「哲学」を持っている。自分の目指すべき「哲学」を見いだし、折れない心をつくるための問いと答えのヒントを導く書。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2006-01-10)
タグ:メンタルトレーニング
カテゴリ メンタル
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潜在能力を引き出す! ボディポテンシャルトレーニング
橋本 維知子 日本ボディポテンシャル協会
本来人間が持っている能力を引き出し、今よりもっと楽に、効率よく動けるように改善することを目的とし、身体の機能回復・改善を図り、簡単な動きをゆっくりとしたスピードで行う健康法。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2006-10-10)
タグ:機能改善
カテゴリ 運動実践
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運動とからだ 実践プログラム編
水村 真由美
2000年9月刊行の『運動とからだ』の続編。各種運動を有酸素性運動、無酸素性運動に分け、どのような姿勢で、どのくらい行えばよいのかといった基本と運動プログラムを、写真とイラストで紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:山海堂
(掲載日:2006-11-10)
タグ:運動
カテゴリ 運動実践
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